高校一年寮 寮生日誌（8月26、30日）

 八月二十六日（土）

　夏休みが終わってからもう一週間が経過した。

　とりあえず思っていたよりも一週間が遅く感じた。その原因は二つあると思う。

　一つ目は実力テストである。

　帰寮してからすぐにテストがあるのは正直嫌だ。それはみんなが思っていることなのではないだろうか。とにかくやる気が起きない。

 予想はつくと思うが、こんな状態でテストを受けても感触も何もない。

 もう最悪です。はっきり言ってテスト返却がないことを現在進行形で祈っている。逃避するために病気になろうかと思うくらいだ。

　二つ目は今のこの暑さ。

  ハッキリ言って休み中はエアコンがガンガン効いた部屋で生活していた者にしてみると、この暑さは暑いというレベルのものではない。

  夜は暑過ぎてすぐに眠れないので、寝不足気味でもある。薄着で服を脱いだとしても扇風機を使用しても暑いのである。本当にマズイのではないかというくらいのレベルだ。

　現在のところ、熱中症や脱水症状なので体調を崩した人を聞いていないが、この暑さの影響なのか少し頭痛気味の時がある。寝ている時の水分補給は欠かせないので、枕元には常に飲み物がありますが、とにかくエアコンを付けて欲しい。この先、一年間の休日を失ったとしてもエアコンが欲しいです。



八月三十日（水）

　夏休みが終わって約二週間が経過しました。

　徐々に学校生活、寮生活にも慣れていく一方、自宅に帰りたいという気持ちも多くなってきました。最近は何事もうまくいかず、少し辛いです。悲しくなる日もあります。自分は何をしているのだろうと我に返る日もありますが、寮には仲間がいます。友達がいます。そんな時は彼らに支えてもらったりしています。本当にありがたい限りです。

　先週までの函館はとても暑く、授業中や寮の食堂、四人部屋と行ったところまでめちゃくちゃ汗をかきました。寝る時は最悪です。ドアを開けていますし、扇風機やサーキュレーターを使用し、何とか凌いでいます。しかしここ数日は気温も落ち着き、夜もぐっすり寝られるようになってきました。

　一昨日の話ですが、実は自分たちのクラスに転校生がやってきました。

　名前はK君です。ラグビー部で腕の筋肉がハンパなく、運動神経抜群の転校生です。もっとたくさん話をして、これからラ・サール高校で共に思い出を作っていきたいです。最近はあまり元気のない日々が続きましたが、これからも必死に頑張っていきたいと思っています。



八月三十日（水）

　夏休みが明けて初寮生日誌です。

　本当は夏休みのことなどについて書くと良いのでしょうが、おそらくほとんどの人が書きまくっていると思うのと、夏休み中は外出はおろか、思い出になるようなこともなかったので断念します。

　そのため、先週の実力テスト、そして二週間後に控えた前期末テストについて記していきたいと思います。
　まず先週の実力テストですが、全教科難易度が上がっていたため目をふさぎたくなるような点数の教科もあります。

　特に英語と数学はいつもの定期テストと比較し、ぐんと難しくなっていて、テストを解いているときに「あぁ〜、もうだめだ」と感じました。そして先日のテスト返却時、結果を見てさらに絶望しました。他の教科は思ったよりもできていたため、自分でも少し驚きました。

　次に前期末テストについてですが、前期の成績に大きく関わってくるので、実力テストのようにならないよう頑張っています。特に英語と数学、それに物理、言文の四教科はとにかく挽回できるようにしたい。

　英語は単語とリスニングをがんばります。
　数学も物理も原文も苦手としている分野をしっかり取り組んでいきたいと思います。