3年 寮生日誌より抜粋
9月15日 寮生日誌より 最近、数学と英語の伸びが小さくなってきている。おそらく理科、特に化学で苦手な所が増えたことにより、その二つの教科の実力が伸びていないのだと思う。化学の中で無機化学が僕にとって一番の難関で、製法から色、においまで覚えなければいけないという苦行だ。 僕は昔から物覚えが良い方ではなく、特に人の名前を覚えるのが本当に苦手だった。小学生の時、学校から帰ってきた僕に母が「今日は誰と遊んだの?」と聞かれるたびに、遊んでいた人の名前が思い出せず、苦労していたのを良く覚えている。今でも、自分の学年の人の名前が言えるかと聞かれたら、数人は名前が言えない。 それに、誕生日も覚える事が出来なかった。今の僕が誕生日を覚えている人は自分の兄と数人の親戚のみで、寮生ですら覚えられなくて、カレンダーに書いたほどだ。ここまで記憶力が無いのが自分でも驚きで、勉強を諦めようとすら思った。 さらに僕は忘れるのが早く、名前を聞いても覚えられる人が少なく、小学校の同級生は二人しか覚えていない。ここまで記憶力が悪くて医学部なんて目指せるのだろうかと何回も考えたが、それでも最後には目指そうと思うことができていた。正直、何の理由でここまで医学部を目指しているかわからず、何が原動力になっているか、自分でも分からないが、やれるところまでやってみようと思う。 がんばります。