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10月, 2020の投稿を表示しています

高2寮生日誌

◎十月一日  今日は十五夜。昼食は、寮食堂で月見まんじゅうが出た。 今回は少し「十五夜」について調べてみた。そもそも何で「十五夜」というのか。それは元々旧暦八月十五日の月の事を言っていたからだ。元々とは言っても、この行事が始まったのは、かなり昔のことで、数学のY先生(通常:数神)が教師をやり始めた頃(自称:江戸時代から)よりもさらに前の平安時代の八六〇年~八七〇年代に中国から伝来して始まった文化だとされる。当時は花札に「月見酒」という役があるように。団子だけでなく酒も酌み交わしていた。また、当時は収穫祭としてお月見が行われていて、お祭り騒ぎだったようで、今のように静かなものではなかったようだ。 十五夜とは別名「ちゅう秋の名月」という。皆さんが知っているのは、「中秋の名月」だろうが、「仲秋の名月」と漢字をあてることもある。これは旧暦の秋の七月を初秋、九月を晩秋、そして八月を仲秋と言ったところから来ている。だから「仲秋の名月」は「八月の名月」と言い替えられる。もう一つの「中秋の名月」は、旧暦の秋のちょうど真ん中にあたる日の名月であるから、この漢字をあてるのだ。どうだっただろうか。私は、なぜ「お月見」という文化があるのか知らなかったが、今日調べたお陰でだいぶ理解することができた。 今日から後期が始まった。高校生として過ごす時間も半分が過ぎたということだ。ここからは、もう受験生として目の色を変えて勉強に勤しまなければならなくなってきた。全国のライバルを意識して最後まで諦めずにやり遂げたい。   ◎十月二日  僕は以前、後輩から「勉強はなぜしなければならないのか?」と尋ねられたことがある。この問いは、多くの大人がそんなこと当たり前すぎて、今更、理由など説明する必要はないと口を揃えて言うだろう。実際このような疑問を持たずに勉強をする人で成功する人もいる。だが、僕はこれを愚問として、その後輩を責めるべきでないと判断する。実は僕もこのような疑問を抱えていたのだ。僕はその問いに「自分が知りたい事、やりたい事をするため」と答えた。さらに「勉強は、辛い事が多く、難しく断念したくなることもある。しかし、それ以上に自分の好奇心をくすぐり、興味がある分野、学問に出会える。そのために今は様々な方面、分野から広く基礎を学び、大学やその後の専門的な研究に備える必要がある」と答えた。また、勉強する

高校一年寮 寮生日誌(10月22日) 

10月20日(火)  10月も半ばを過ぎ、徐々に冬を感じさせる寒さになってきたこの頃。僕たちは模試と定期試験対策に追われる忙しい日々を過ごしている。と思いきや、全員が全員そうというワケではないように思う。それは何故だろう。模試は自分の実力の現状を知るのに適したツールの一つである。それは順位にも偏差値にも、そして点数にも如実に表れ、それらの結果をもとに、これからの勉強計画やその修正を行うことができるのだ。何とも有難い話である。しかし、これは学校の評定に直接かかわるかというと、それは微妙である。だがほっておくと「努力をしないという実力」が結果に表れてしまう。実はここに模試を受けるもう一つのメリットが隠れていると思う。それは「模試を受けるまでのプロセス」を反省するキッカケになることだ。例えば、点数が芳しくなかったとしても、能動的に「やろう」と思えたかどうか。途中で投げ出してしまわなかったかという学習への態度を考え直す良い機会となるからである。モチベーションを維持することは確かに難しい。しかし維持しようと努力する意識がモチベーションを作り出すはずである。そのことを留意して、目前の模試に臨もうと思う。

高校一年寮 寮生日誌(10月12日)

10月12日(月)  今年度の高校一年生の行事の中で最も規模が大きいであろう奥尻島への2泊3日の研修旅行から先日帰寮してまいりました。あまり会話をする機会が無かった内進生との関りも沢山あり、仲良くなれた人も何人か増えました。官界の部屋員は自分たちで決めた人たちで構成されていたので、とても楽しかったです。来年の寮の部屋決めが余計楽しみになりました。しかし先生方への迷惑も増えてしまうかもしれないので、節度を持っていきたいです。まだ奥尻島での疲労が取れていないので、しっかり休養を取りたいです。

高校一年寮 寮生日誌(10月12日)

10月11日(日)  昨日まで奥尻にいた。今年の奥尻研修は例年とは異なり、感染対策が十分に施された中で行われた。では、奥尻でどのようなことに直面したのか。それは僕の考えを見直すきっかけにもなった。「周りの人と協力をする」このことに関して表向きは良いことだと思っていても、少し不満を感じている人はいないだろうか。僕はそのうちの一人だ。(自分でも大人げないと思う)しかし、その少しの不満は今回の奥尻研修によって消え去った。今回の奥尻研修は自分の原点に戻り、自分を見つめ直すきっかけとなった。奥尻でしか出会えない素晴らしい自然や新鮮な食材。今回の奥尻研修に協力してくださった方々に感謝をしたいと思う。ありがとうございました。

高校一年寮 寮生日誌(10月3日)

10月3日(土)  早いもので、もう高校一年生の後期となりました。今年はコロナウィルスの流行により、例年とは違う一年となっています。僕達には直接的に影響があったのは、中学校の卒業式、高校の入学式が通常通り行われなかったということです。しかし、世界には新型コロナにより、僕たちよりも大変な思いをしている人々がいます。だから、僕たちはまだ被害が少なく、今こうして生活ができていることに感謝しなければなりません。今まで忘れていた「当たり前」であることがどれだけ尊いことなのかを再認識できました。新型コロナに振り回された高校一年の前期を振り返ってみて思うのは、僕自身の「未熟さ」についてです。僕はこれまでの15年間でたくさんの事を経験して、成長してきたつもりでいました。部活においても、勉強においても、自分の欠点ばかりに目が向いて、どうしてもネガティブな事ばかり考えてしまいます。将来、こんなことで立派な社会人になれるのだろうかなどのマイナスの考えが頭の中を巡ります。しかし、それを解決して努力していくようにできるためには、僕自身が成長する必要があると思います。だから、最近僕は毎日一回自分がすべき必要最低限の事をしようと決めています。後期も自分自身としっかり向き合っていきたいです。

高校一年寮 寮生日誌(10月3日)

9月28日(月)  高校一年生の前期が終わろうとしている。今年は新型コロナウィルスの影響により3カ月しか学校が無かった。春休みの延 長。映像授業など慣れないことばかりで、バタバタしながら何となく始まってしまった高校生活。中学卒業式や高校入学式す らなくなってしまった。そんな高校生活も最近は落ち着いてきた。授業科目数が増え、課題も増え忙しい毎日だ。これは毎日 が充実している証拠だ。中学の頃はラグビー部を辞めてしまい、勉強に打ち込める時間はあったものの、勉強をしようとはし なかった。その結果、部活を辞めてから取ったことがなかった赤点を取るようになってきた。今でもその赤点地獄から抜け出 せない。中学からの積み重ねがない僕は英語に毎回苦しめられる。「中学から単語を覚えるようにしておけば・・・」などと 思うことは日常茶飯事である。それでも今は中学の遅れを取り返そうと日々努力している。そのため、今まで小テストのため の勉強などしたこともない僕が準備して受けるようにまでなった。小テストの点数も上々だ。こういう点数が日々のモチベー ションとなっている。前期の中間・期末テストでは思うような点に結びつかなかった。次のテストまで2カ月弱ある。日々の努 力を怠らず、テスト前で慌てない状況を作り出したい。親には高校に入れさせてもらえたことに感謝をし、テストの点数で喜 ばせられたらいいなと思います。