高校一年寮 寮生日誌(9月1、2日)

 

九月一日(金)

 最近、寮内ではコロナの陽性者や軽い熱中症、それに夏風邪と思われる体調不良者が多く見受けられる。

 私も同室のA君もコロナは陽性ではなかったものの、発熱による体調不良で八月二十一日から二階の病室に入っていました。

 病室はとても熱気がこもっていましたが、先生が大型の扇風機を汗だくになりながら準備をして体調が悪化しないように配慮してくれたり、水分補給は必要か?発熱の状況、体調はどうだ?勉強も少しやらないとダメだぞ等、いろいろ声をかけてくれたのがとても心強かった。

 しかし、問題が…。

 あろうことか扇風機が問題を起こします。

 ある日、扇風機を使用しながら早く寝た時のこと。突然扇風機が大きな音と共に破損。 

 見てみると羽を止める金具が経年劣化で折れてしまったようだ。でもすぐに新しい扇風機を先生が準備、設置をしてくれたのは良いが、破損したことを先生に伝えると僕は千円、A君は一万四千円の弁償ねと言われ、大爆笑しました(もちろん弁償については先生なりの冗談だということは百も承知です)。


九月二日(土)

 夏も始まり、しばらくは暑苦しい生活が始まりました。
 扇風機がないと夜も寝るのが辛いです。そんな暑苦しい中、いろいろなことを感じました。

 一つ目は慣れが多くなったこと。

 入寮してから約四ヶ月。ラ・サール寮で生活し、お風呂や食事、そして学習習慣もついてきて、ほぼ自然に嫌な思いをすることなく生活ができるようになっている。なので記憶に残ることもないくらい忙しく、あっという間に一週間が過ぎ、テスト期間も過ぎ去りました。次は前期末テストがあるのですが、どうも油断しているようでダラダラと過ごすこともある。一日一日違いを作っていかなければ高校生活なんてすぐに終わってしまいます。

 二つ目は余裕。

 慣れが多くなってきた影響で生活に余裕ができてきました。

 妙に自信を持つ人が増えたり、あからさまに態度が大きい人もいます。さらには「〜でも大丈夫じゃない?」という風潮から宿題や課題をやらない人もいるようで、慣れから余裕、それが悪い方向に行っている人もいるようです。

 ちなみに僕は余裕があってもキチンとしています。

 部屋にサンダルを入れる棚を購入し、乱雑なサンダルを収納できるようにしたら、部屋員との関係もより良くなって、お互いに余裕が出てきました。先生にも棚の設置は良いアイデアだねと褒められました。

 最近はそのためストレスも減るようになってきて、様々な事に目標を持てるくらい戻ってきました。まだまだ行動に余裕が持てない時もありますが、変に自信をつけたり、余裕があるからといって間違った方向に行かないよう十分に注意して、これからも生活をしていきたいと思います。

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