高2寮生日誌より☆(9/17~9/19)☆
□ 九月十七日(日)
前期末テストも終わり、少し一息つきました。夏休み明けに帰寮して来た時の暑さも段々と引いてきて、夜は少し肌寒くなってきました。夏も終わり、秋になったなと思います。
さて、もう秋という事は、刻一刻と受験が近づいています。もう高二の半分が終わろうとしているので、本格的に勉強しないとそろそろヤバイ感じがします。
そう言えば、阪神が優勝しましたね。実に十八年振りの優勝らしいです。道頓堀にも沢山のファンの人たちが集まり、数名が飛び込んだらしいです。「流石、岡田監督!!」と言ったとこでしょうか。大きな補強も無しに就任一年目でチームをリーグ優勝へと導きました。因みに、僕は違うチームのファンですが…。
あっ、そう言えば、この前、湯倉神社と亀田八幡宮のお祭りに行って来ました。亀田の方はとても人がいて楽しかったです。リンゴ飴や射的など、色々な屋台で遊んでいたら、結構お金を使ってしまいました。
今月は節約しないといけません…。
□ 九月十七日(日)
ようやく秋の気配を感じる事が出来る頃となった。まだ関東では猛暑日があったようですが…。
前期末テストも終わり、一段落と言ったところだろうか。部活も高三生が引退していった所が多く、我々に残された時間もあと一年半と、それ程長くはない事を実感する。来年の今頃は一体何をしているのだろうと…。今日、タイでのボランティアの帰国報告を聞いて思った。
H先生は仰った。「自分の持ち物を一切捨てないならば、あなた方の誰一人として私の弟子ではありえない(ルカ 十四.三十三)」と、個人の利益や欲望を捨て、他者への為に尽くす大切さを説く。
タイのボランティアでは、多くの子ども達が無国籍で、出生証明書もない状況下だったそうだ。そうであっても彼らは笑顔を見せる。
YouTubeでよく見掛ける、ひろゆき氏がアフリカの旅に行っていたが、そこでも同じ様であった。何かを貰ったらそれを皆で分け合う。誰かが独占して事業化すればお金は増えるのかもしれないが、そうはしない。
心の豊かさと物の豊かさ。価値は一つではないと改めて思う。
□ 九月十九日(火)
本日テストが返却された。赤点三個オーバー、部活大会出場停止。もう散々だ。少しばかりどころではなく、多分に至らない部分があり、とんでもない惨劇を生み出した。次の後期第一中間テストで、最低四教科分の赤点を克服しなければならなくなった。
今回ばかりではなく、前回、前々回と赤点を取りまくってきたのは、単にはっちゃけて遊び過ぎた事が原因にあるのだろうと思う。
自分は勉強が苦手で、まして努力なんて大の苦手である。一度でも「勉強メンドい」、「勉強ガチ辛い」なんて思ったら最後、現実逃避に逃避を重ね、その日は勉強にならなくなる。こんな事が毎日起こっていた。
こんな具合なら、もう座禅やら何やらで精神統一を図る事を考えなきゃいけないのか? それよりメンタルを鍛えた方がいいのか? 自分のメンタルの弱さがもはや自分自身で何とか出来る領域を超えているのか?
流石にそこまでではないだろうが、少なくとも今の自分の生活を根本的に見直し、メンタルを鍛えて、有言実行の男になり、性根を叩き直して出直そう。
「気合で何とかなるべ!!」と言うのは、自分の友人の口癖だ。