高校二年寮 寮生日誌(4月9日)
4月9日(金)
寮生日誌を書こうと思ったとき、ふと脳裡に浮かんだのが「高校2年生」という単語である。そう、私たちはこの学校での高校生活2年目に突入したのであり、(順当に行けば)あと2回冬が訪れれば、この高校を卒業、そして大学入試となるはずである。「光陰矢の如し」とはよく言ったものだが、殊に高校生活に関して言えば、その速さは凄まじい。現在絶賛高校生活中の私は、今それを非常に強く実感している。というのも、最近学校で「学習記録」というものが行われているようになり、自分の勉強時間を具体的に記録しているからである。これにより、自分の勉強が如何に時間ばかりかかっているものであるかがよく分かるのである。もっと勉強しようと言っても、睡眠時間は削れないし、読みたい本だってあるし、外にも出たい。1日が27時間ならいいのに・・・なんて呟いたところで、時間は過ぎてゆくばかりである。私が思うに、私たちが今この状況で求められているのは、巧に時間を扱うことだろう。時間を制する者は全てを制する。それは受験をもである。出来る限りで効率化を図りつつ、交友関係も大切にして、この1年を実りあるものにしていきたい。