高校一年寮 寮生日誌(4月13日)
四月十三日(火)
明日で函館に来て二週間になろうとしている。
始めは寮でしっかり生活ができるかとても不安でしたが、特に体調を崩すことなく生活することができ、友達もたくさんできました。入寮してから約十日間ほど外出ができませんでしたが、その期間があったおかげで友達もたくさんでき、友好を深める事もできたのだと思います。
昨日から説諭が始まり、緊張感が若干なくなってきた新高一寮生はかなりの人数が説諭を受ける事となりました。中には昨日だけで三回受けた人もいました。しかし、今日は多くの人がどうすればよいのか良く考え、各々が同じことで説諭されないよう生活をしました。
説諭を受けていない人は、俺は説諭がないからいいや、ではなく、今日は受けなかったけど何かを工夫した方がいいのではと考えて行動したのが、良い結果になったのだと思います。
ゴールデンウィークの帰省まで約二週間。この期間に説諭を受けることなく、全員が説諭ゼロの日が一日でもあれば良いなと思います。そして勉強も日々の義務自習を最大限に生かし、前期第一中間テストで少しでも良い点を取れるよう、日々の積み重ねをしっかりして、一年生を修了し、来年に生かせるようもっと勉強をがんばりたいと思います。
四月十三日(火)
長いようで短いこの二週間。やはり短いというより長かった二週間です。
私はこの期間、いろいろな経験をさせていただきました。
第一に中学校とは全く異なる環境で新たな仲間たちと共同生活を始めたことです。
たった二週間でこれだけの苦労を感じましたが、これだけの楽しさも味わえたのは生まれて初めてのことだと思います。
一つ一つの行動に責任を持ち、仲間と共同生活をすることは多大なストレスと精神力が必要だということにも気づかされました。約十日間、外出が許可されずストレスが溜まる一方で、仲間というかけがいのない存在が今まで以上に大きく感じました。全てが初めてで、不安や混乱がありましたが、この二週間で大幅に気が楽になったと感じています。
そして友達や先輩方と夕食に行ったり、買い物に行ったのも楽しかったです。函館のことをよく知っている先輩方にたくさんのことを聞き、理解することで函館という街の魅力を知ることもでき、とても充実しているとも思います。
これからもたくさんの苦難や苦労があると思います。それでも前向きに一つずつ乗り越えていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。