高校一年寮 寮生日誌(4月3日)
四月三日(土)
入寮三日目だ。
中学の時と比較し、この三日は相当早く感じる。
中学一年生の時はホームシックに陥り、ベッドで一人泣いていることもあったが、三年も経過するとそんなことは一ミリもあり得ないと思えてしまう。もしかしたら成長なのかもしれないが、涙の日々は決して忘れる事は出来ないだろう。
中学三年生に弟がいるが、改めてその日々に僕という甘えが存在してしまったことを申し訳なく思う。
これから先、寮生活だけではなく、勉強の方も多忙を極めるようになる。
そんな中で大部屋はいるだけで、誰かとのつながりが常にある心地良い空間であり、どんな時でも安心できた。大部屋で得られたコミュニティが四人部屋の厚い壁によって隔絶されることは新型コロナウィルス対策とは言えど、僕個人としては悲しい限りである。
四月三日(土)
寮での生活がスタートしました。
三日が経過しましたが、かなり慣れてきてスムーズに生活できていることに驚きを隠せない。また、友達もだんだんできてきて、楽しく生活することができている。
ただ、この生活をしていて、いろいろと自分が想像していたこととは違う生活スタイルがあったので、その中の三つを紹介したい。
まずはベッドメイク。
これはほぼ初めての経験で、とても難しかった、しかし、チューターの先輩方が親切に教えて、助けてくれたので、やりとげることができた。また、もっと厳しく指導されるのかと思ったが、とてもやさしく教えてくれるので、とてもうれしかった。
次は昼食。
自分が想像していた以上のおいしさだった、おかわりも自由にでき、素晴らしい寮だと思った。
三つめは四人部屋での生活。
最初はもっと大変だと思っていたが、同室の三人がとてもいい人ばかりで、とても心地良く生活することができている。
しかし、まだ三日目で、まだまだわからないことばかりだ。足りない点も多いと思うので、これからの三年間で早く自立した生活が送れるよう努力していきたいです。