高校一年寮 寮生日誌(5月15、16日)
五月十五日(土)
函館も入寮した時よりも暖かく、とても過ごしやすい季節になってきました。
あっという間にゴールデンウィークも終わり、寮生活、学校生活も慣れてきたような気がします。また部活動に入部し、今まで関りのなかった先輩方や内進高一生とも交流が始まりました。やっと高校生になったのだぁ~と実感しています。
しかし、生活に慣れてきているなかで気になる事もあります。
それは僕も含めて気の緩みが形となって表れているということです。
忘れ物をしたり、時間を厳守できなかったり、形は様々です。僕も先日ついに反省文用紙に手を付けてしまいました。五つの説諭のうち、全員説諭が二つもありますが、残り三つは個人説諭です。反省文を書いたのは僕だけではありませんが、これ以上書かないよう気を付けたいと思います。
第一中間考査まであと二日。
勉強はもちろん、普段の生活でも引き締めていこうと思います。
五月十六日(日)
入学、入寮してから約一ヵ月。
自分自身に乱れを感じる日が多くなりました。
五月の目標で会った個人説諭ゼロは達成できず、五月を迎えました。
ゴールデンウィークは短い休みでしたが、自宅でリフレッシュできたので助かった面が大きいです。ただテストへ向けての勉強が疎かになり、この一週間が切羽詰まった一週間となりました。特に評定が重要になってくる高校ではテストが一番大事だと自分自身でも確信しています。ですが思った以上に勉強が進まず、わからない点を先生に質問すれば良いのに忘れることもあります。これからの勉強で少しでもカバーしていきたいと思います。
この寮で一ヵ月と少し生活をしていて気付いたことがあります。
それは生活のなかでケジメがついているということです。
朝は七時三十分に点呼、そして就寝時間の二十三時五十五分まで、全て時間で区切られています。家とは違い、計画を立てないで暮らす日々と、ほぼ毎日がケジメある時間で動いている寮とでは他の国に来たのではないかという感覚もあります。
これからは自分の乱れに気を付け、楽しく寮で暮らしていきたいと思います。