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高2寮生日誌

◎六月三日  私は、この三ヶ月間痺れをきたすほど寮生活を心待ちにしていました。通常の長期休暇の時は家の方が快適なのですが、三ヶ月も家に居ると、寮に帰りたいと思うようになっていました。それは多くの肝胆相照らす仲の友人がいるからなどでしょうか?これは一つの寮の魅力なのだと思いました。  また、今年は大学受験を見据えて勉学に励んでいかなければなりません。自主学習をいかに活用し、寮生活の中で勉強できる環境を作っていくことが大事になってきます。私の目指している大学は、今の自分の成績では程遠く届きません。部屋員も変わり、部屋としても勉強が快適にできる環境を作っていきたいと思います。   ◎六月七日  コロナウイルスの感染拡大に伴い、二ヶ月遅れて寮に戻って五日が過ぎました。感染を防ぐための新しい生活様式にも大分慣れてきました(土日が暇すぎるが・・・)。帰寮初日等は、とても嫌に感じていた生活でしたが、今では常にこのくらいの意識を持って生活すべきだと思っています。コロナがなくてもマスクをするのは衛生的にも良いですし、風呂もグループ分けして入ることで決まった時間に脱衣所が混む、風呂で椅子が足りなくなる等の問題も消えます。入浴時間等は、今後この形を取り続けても良いのではないでしょうか?等と思っています。今回のコロナによって社会全体が少し良い方向へ向かった気がします。社会では数ヶ月前までは考えられないようなテレワークやオンライン飲み会等、自分の時間を確保できるようになっていますし、朝の辛い出勤もなくなっています。学校でもオンライン授業によって授業を何度も見返すことができています。今は大きな時代の転換期です。コロナが一刻も早く終息し、新しい社会で過ごせるのを楽しみにしています。   ◎六月七日  ゴッドメイクとは、並々ならぬ情熱とベッドに対する愛情をほどほどに込めて初めて出来るという、めちゃんこ丁寧に仕上げたベッドメイクのことである。  ゴッドメイクの歴史は紀元前まで遡る(遡らない)。きれいなベッドメイクをする・・・というかベッドを綺麗にみせるのは案外簡単でシーツをはみ出させずにベッド上に物を置かないだけで大抵それらしく見えると思う。今後の課題はこれらをいかにして速く行うことができるかであり、そのうち一分弱でできるよ

高校一年寮 寮生日誌(6月28日)

6月25日(木)  ここに来てから約二週間が経ちました。入ったばかりの時は固くなっていましたが、最近ではすっかり打ち解けて、ほどよい緊張感を持って過ごせています。僕はてっきり仲良くなるためには二週間は必要であろうと思っていましたが、周りを見ていると三日程度でいちゃつきだしている人がいたので驚きました。寮生活の中で、普段とは違った光景を見る事が多々あります。そして、今までの生活の仕方と異なり、不便なもの第一位は二段ベットの上です。まず、ベットメイクの時に頭を何度も打ちます。想像していた天井の半分ほどの高さしかなく、布団を広げられません。広げようとしてみると頭をぶつけます。イラッとします。朝も大変です。メガネ、漫画等を持って降りなければならなく、寝ぼけているため足を踏み外すなんてことも度々あります。これを読んで単に僕が間抜けなだけだと思う方もいるかもしれませんが、そうかもしれません。他にも大変なことは色々ありますが、何とか三年間頑張っていこうと思います。     6月26日(金)  帰寮して三週間ほど経ちました。帰ってすぐ引越しがあり大変だったし、マスク着用が義務付けられているので、暑苦しいし息苦しいし最悪ですね。しかし、何より喜ばしいことは、部活が再開したことです。部活が始まり体を動かせるようになり、気持ちがスッキリしたし、何より仲間と一緒にサッカーができるという状況が一番楽しいです。部活が再開して一週間函館で1、2を争うくらいの強い高校と試合をしました。結果は負けでしたが、そんなに内容的には悪くなかったと自分では思います。テストが終わったら試合が立て続けにあるので、テスト明けの練習一回目から気を引き締めて頑張りたいです。テストに関しては、高校の勉強をなめていました。ごめんなさい。本当に難しいです。教科も9個に増え、中学の倍、いや三倍くらい質の高い勉強をしなければなりません。僕は眼科か皮膚科の医師になりたいです。そのためには、今のうちから勉強を必死にやります。そして、大学に絶対受かってみせます。

高校三年寮 寮生日誌(6月23日)

六月二十三日(火)    寮生活が再開してから三週間近く経過しています。  前期中間テストまで十日を切っているので、計画を立てて勉強をしなければなりません。  寮生活(集団生活)のメリットとは何なのだろう?といつも考えるのですが、最近思ったのは寮生活は動物の集団生活、例えは悪いかもしれませんが、群れと似ている部分が多いような気がします。例えばテスト前になると皆がヤバいぞという雰囲気になり、危険信号を発します。まるで エダ ツノカモシカが天敵が来た危険を察知した時に、お尻の白い毛を逆立て、それを数キロ離れた彼らの仲間でもハッキリと確認できるような感じで。  寮でいつもダラダラして勉強と離れている人も周りの友達の危険信号(焦り)に気付き、勉強を始めるといったように、集団生活は周りの良い雰囲気を受け、努力もできます。  高三になった今は定期テスト云々ではなく、受験という大きな敵に対し、皆がヤバいぞとお尻の白い毛を逆立てています。コロナの影響で出遅れた部分もありますが、この高三寮の良い雰囲気を受け、自分自身も頑張りたいと思います。周囲に影響を受けやすいということは寮のデメリットにもなりがちですが、高三寮は良い影響の方が大きいと僕は思うので、大きなメリットの一つでもあると思っています。

高校寮生の保護者の皆様へ(6月24日)

7 月 2 日(木)、 3 日(金)、 4 日(土)と「前期中間テスト」が実施されます。   高一寮生にとって高校での初めての定期テストになりますが、高校寮では定期テスト一週間前は「テスト日課」として以下の点が変更になりますので御了承いただければと思います。   1.義務自習時間の延長と電話の取り次ぎ時間   義務自習は通常「 19 時 55 分から 23 時まで」実施していますが、テスト一週間前からは 23 時 30 分まで 30 分延長 となりますので、電話の取り次ぎ時間も 23 時からではなく、 23 時 30 分からとなりますので御注意ください(放課後からの時間帯は変更ございません)。 ◎「テスト前日課」ですが、6月25日(木)から7月3日(金)までの期間となります。 2. 6 月 27 日(土)の日課について   この日は土曜日ですので、本来であれば 19 時 55 分の点呼後は電話の取り次ぎ等も可能な時間ですが、 2 日から定期テストのため、 この日は義務自習を 23 時 30 分まで実施致します 。 そのため 27 日も 19 時 55 分以降の電話の取り次ぎについては 23 時 30 分以降ということになりますので御注意ください。   3. 6 月 27 日(土)の外泊について 義務自習実施日になりますので、この日の外泊は不可となります。 また「テスト日課」期間の土曜日は今後も義務自習を実施致しますので、土曜日でも外泊は不可となります。 「義務自習のある日は外泊ができない」規則になっていますので、こちらも御理解いただければと思います(テスト日課ではない「通常日課」時の土曜日は外泊が可能になります) 何か御不明な点がありましたら担当まで御連絡いただければと思います。    

高校三年寮 寮生日誌(6月22日)

六月二十二日(月)    早いもので僕達はもう受験生です。  一人一人、日々責任を持った行動をしなくてはなりません。  例えば土曜日。寮の日課では義務自習時間が設定されていませんが、だからといって勉強をしなくてもよいという訳ではありません。放課後の時間の使い方も大事になりますが、自分を律する者は受験を制すると僕は思います。そのような意味では函館ラ・サールに入学、入寮し、本当に良かったと心から思っています。  一年生の時はラ・サールを辞めたいということばかり考えていました。しかし、今となってはラ・サールでたくさんの良い仲間と共に勉学に励み、食事や洗濯、食事を含め生活を支えてくれる方々がいることは自分にとってかけがえのない財産だと感じます。  まだ早いですが、卒業をしたらきっとみんなに会いたくなるんだと強く感じました。三年間いつも一緒にいたのに卒業して急に一人になるのはとても心細いような気がしますが、残りの高校生活は一日一日大切に過ごしていこうと思いました。    

本日の夕食(6月20日)

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  本日(20日)の夕食です。   食堂ではこのように「同じ向きに座って食事」をしてます(三食共に)。   本来は6人座れるテーブルですが、そのため2人で利用しています。        

高校三年寮 寮生日誌(6月19日)

六月十九日(金)    コロナウィルスによる長い休みの期間がようやく終わり、帰寮してから二週間以上が経過しました。やっと新しい生活に慣れてきたという感じでしょうか。  これから長い月日を生きても、これほどの「 はやり病」が発生するのはそうそうないことでしょう。僕達はある意味、貴重な瞬間に立ち会えました。休みの期間中は世界中がコロナと闘い、色々なことが変化しました。しかし、寮へ帰ってきて友達がみんな何の変わりもなく、普通に会話も楽しめることにとてもホッとしました。そして友達ってとても大切だなぁ~とも思いました。  寮に帰ってきてすぐの二週間は外出が制限されましたが、僕はそのおかげで友達とゆっくり話せました。これはこれで良いなと思いました。ここまではとてもゆっくりとした時間、のんびりした雰囲気でしたが、これからは受験勉強も忙しくなってくると思います(本来は今の時点でのんびりしているのは遅いのかもしれませんが…)。  気持ちを切り替えて、一日一日を大切に頑張っていきたいと思います。

高校三年寮 寮生日誌(6月17日)

六月十七日(水)    今日で新型コロナウィルスの寮内での規制がかなり弱まった。  この二週間という期間、体調不良者の寮生が誰一人として出なかったのは一人一人の緊張感ある行動があったからだと思う。また寮職員の方々の消毒作業、検温、その他にも多くの面で私達をサポートしてくれました。おそらく私が想像する以上に配慮をしていただいたと思うし、今は感謝の気持ちで一杯です。私達は これからも気を緩めることなく、しっかりと感染予防に努めていかなければなりません。    今日でちょうど帰寮して二週間が経過しました。やっと寮生活にも慣れてきたと思うが、同時に約八ヶ月ほどで寮生活も終わってしまうのかと考えると寂しくもなる。高三の約二ヵ月間を自宅で過ごしてしまったためか、本当にあっという間に卒業の日を迎えそうで怖い。何となくスタートした高校三年生ではあるが、まだ自分自身が最高学年になったという自覚は足りていないのではないかと不安になるし、勉学面ではより不安になる。でも言い訳にするのも意味がないので、このプレッシャーをバネに精一杯努力をして、最後の高校生活を悔いの残らないようにしたい。  

高校一年寮 寮生日誌(6月18日)

6月14日(日)  今日は説諭が始まって初めての日曜日でした。説諭を実施していなかった先週に比べると、全員の意識が大きく変わったように感じました。午前中はバレーボール部へ行き9時半から12時頃まで練習をしました。前日の練習による疲労や筋肉痛等で最高のプレーをすることが出来ませんでしたが、とても楽しかったです。バレー部には、寮生の同学年が3人いるので、その3人とは学校や寮で仲良くしていきたいと感じました。午後はラグビー部へ体験入部をしに行きました。たくさん走ったけれども、全員でトライを取りに行く楽しさなどを感じられました。2つの部活に行って感じたことは、寮でよく食べて、そして生活リズムを整えることが基本的な事だが、一番大切だと感じました。生活リズムに慣れ、継続することにより学習面とスポーツ面の両方でよい結果が出せるのではないかと思います。そして、今日は様々な部活動へ参加したおかげで、今まで話すことが出来なかった人たちとコミュニケーションをとることができ、とても楽しく嬉しかったです。寮・学校で楽しく過ごせるように生活していきたいです。     6月15日(月)  高校生活が始まりました。四人部屋に生活する場所が移り、義務教育ではなくなりました。学校の授業は、中学の頃の、生徒をついてこさせる授業ではなく、先生のレベルに生徒がついていく体制へと変化し、自己責任と自立学習がテストの勝敗を決める競争社会が展開し、少しずつ大人が生きる世界へと自分の生活が変化していることに、私は驚きながらも今日を生活しています。高校寮の生活は四人部屋の共同生活を基本とし、一人のミスは四人全員の責任となり、生活のいたるところに「人間関係の維持」という隠されたテーマが存在している気がします。部屋員一人ひとりがミスしないように生活するということがとても難しく思えます。四人部屋から本当の寮生活が始まるとよく聞きますが、なんとなくその意味が分かって来た気がします。このような生活が3年間続くことがかなり不安ですが、頑張ろうと思います。     6月16日(火)  今日から待ちに待った外出OKが出ました。僕は早速友達と一緒にイオンとカドワキへ買い物に行きました。イオンは見かけによらず品ぞろえが悪く、ろくな物が買ませ

本日の夕食(6月17日)

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  17日(水)の夕食です。   「豚肉のスパイシーわさび醤油」がメインディッシュでした☆   食事も16日(火)から上記のようなシステムに変更となりました。   今日はご飯をお代わりする寮生が多かったような気がします。   たくさん食べて、たくさん勉強をしましょう!

高校三年寮 寮生日誌(6月14日)

六月十四日(日)    高校三年生のスタートは新型コロナウィルスの影響であやふやな感じになったが、より一層受験生としての行動、というよりも今自分にできることを日々こなしていくことが大切なのは言うまでもない。今まで趣味や休憩に使ってきた時間をできる限り勉学にまわし、根気強く自分に足りないものを埋めていく自分磨きの作業はなかなかに大変である。自分のためであっても辛いものは辛い。将来の為などという不明瞭なものであればなおさらである。  なりたい夢という原動力をいかにうまく使って、ポジティブに勉強ができるかが今後の結果に左右されるであろう。  約三カ月間、自宅での生活を経て寮に戻った。  他の寮生たちと一緒に勉強をするなかで感じたのは、周囲の環境が勉強時間、勉強内容の質、そして勉強に対するモチベーションが大きく影響するということ。今更ながら、かなり実感しました。自宅では共に勉強をする仲間がいない。普通はそうであろうが、六年間も寮生活を共にすると周囲の仲間と共に勉強をしていることが普通の感覚になる。良くとも悪くとも周囲に影響されることが多い。自宅だとそういうこともなく、自分のペースで始め、自分のペースで終わる。自分は意志が弱いので、やりたくなくなったらすぐに集中力が切れ、短い時だと二時間程度しか勉強ができない日もあった。  つまり何を言いたいかというと、寮の特性を生かし、周囲の仲間をお互いに励まし合いながら自分の夢に届くようにしたいということだ。辛さに負けず、今年の受験戦争をみんなで勝ち残っていきたいと思う。    

久々の外出

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入寮以来、念願の初外出が叶った新入高1生。感染症対策もバッチリです。

高校三年寮 寮生日誌(6月13日)

六月十三日(土)    二日に帰寮してから外出ができていなくて、とてもつまらない日々が続いています。こんなにも外出をしないのは初めてのことなので、正直とても苦しいです。ストレスを解消するため部屋で筋トレをしていますが、これが非常に面白い。ラグビー部や野球部の多くの人達が四階で筋トレをしているが、いつも一緒にやっている友達はこの短期間でマッチョになっていたりします。自宅にいるとテレビを見たり、外で遊んだりすることができますが、まだ寮ではそれらのことができないので、みんなは運動をしたいがため、寮内で筋トレに励んでいるようです。 寮内ではコロナウィルス感染防止のため、常にマスクをしなければなりません。夏にマスクをずっと付けているとこれから暑くなる季節はイヤになりそうです。この生活が早く終わらないかなぁ~と思っています。また定期テストも約二週間前になるので、こちらも何となくイヤな気持ちになります。 寮にずっといるとやることが限られるので勉強をとも思うのですが、なかなか継続もしません。放課後部屋に戻り、窓から外を見ると車の音や、子供たちの遊んでいる声が聞こえてきてとても羨ましい気持ちになりますが、それもあと数日の我慢です。 今年は受験生なのでなるべく受験に向けて勉強時間を増やしていかなければなりません。コロナ禍の影響で学校再開が遅れましたが、受験日はほぼ変わらないということで、今年は本当に大変な一年になりそうですが、めげずに頑張りたいと思います。指定校の話など、受験に関する話題がみんなのなかでも広がっています。受験生モードになっている人はすでになっています。 2月に卒業するまでしっかりとした日々を送りたいと思います。

高校三年寮 寮生日誌(6月9日)

六月九日(火)    コロナの影響により帰寮するのが二ヵ月ほど遅れてしまい、学校の授業もかなり遅れてのスタートとなり、自分自身からするとかなり厳しい状況となってしまいました。  自分の妹の学校では早い段階からオンライン授業を取り入れており、それぞれの生徒に対して様々な指示や課題を送っていたため、かなり不安を感じました。その後、ラ・サールもオンライン授業を始めてくれたので良かったですが、正直言うともう少し早い時期に始めて欲しかったなぁ~と思います。  自分が地元で通っていた塾もコロナの影響で行くことが困難となり、自学で学習するにも限界があり、とても大変でした。そして休みの期間が長くなったので、生活習慣がグダグダな状態になり、一日中勉強のできなかった日もありました。  でも、今回の長期休暇で普段知る事がないようなことを学べた点はとても良かったと思います。これからは大学受験に向けて怠けることのないように日々努力しようと思います。そのためにはしっかりと企画と立てて、実行できるように努力しようと思います。  

高校三年寮 寮生日誌(6月8日)

六月八日(月)    コロナウィルスによる休校から明け、ようやくそれなりの寮生活を送れると思ったら…。  マスク必須、食事と風呂の時間の変更、固定、加えて外出禁止。確かに不満があるのは事実だ。勉強だけに時間を割くのも躊躇される。せっかく久々に友達とも再会でき、一緒にいるのだから多少はやんちゃをしたい。  このように思う人は多く、その多くが不平不満を言っている。  しかし、疑問に思った。文句や不平を言うのは有意義か否か。この問いは子供の戯言と思ったら大間違いだ。全国各地から函館に帰寮し、このような状況下で僕達がすぐに外出することができたとしたら、多くのものにふれるであろう。そして多くのものを体内に取り入れる可能性もあれば、多くのものをまき散らす可能性だってあるのだ。それらを寮に持ち帰り、万が一寮がクラスターになることだって想定されるのだ。  これは仮定の話であり、現実には起こらないかもしれない。しかし、それらの問題を考慮する義務が僕達寮生には課せられていると思う。僕は休校期間中に十八歳になった。十八歳とは一般的に選挙権も与えられ、有権者の一人として政治に参加することもできる。だが、親や他の大人達に助けてもらわなければ自由にはなれない。では、僕達は何をしなければならないのか。  それは寮という社会の縮図もどきの単位で考えず、世間一般的な十八歳として思慮分別のある人になるということではないだろうか。然れば、大人に少しは近づけるような気がする。

高校一年寮 寮生日誌(6月9日)

6月8日(火)    寮に入寮して5日がたった。入寮初日には部屋メンバーと仲良くなれた。ZOOMでチューターから寮のご飯はあまり美味しくないと言われたが、実際に食べてみると美味しかった。日が経つにつれ、部屋のメンバーとは別に、クラスの人たちとも徐々に仲良くなり始めた。初めての日曜日。その日は他の部屋の人たち数名で罰ゲーム付きの大富豪をやった。僕は一回もやらなくて済んだが、同じ部屋メンバーのSが十回以上やっていて大変そうだった。夜の義務自習はやるべきことが思っていた以上に多いので、とても充実している。チューターの人たちはとても優しいし、学校の先生の裏話が面白い。生活していて今思っていることは、ベットが少し硬く、朝起きると少し体が痛いのが辛い。追記。今やりたい事。部屋を雑巾がけして、土足禁止エリアを作りたいと部屋メンバーで考えている。あと一週間で外に出られるようになるので、必要なものを部屋メンバーで買いに行きたい。

高校三年寮 寮生日誌(6月7日)

六月七日(日)  寮生日誌を書くのは久しぶりのような気がします。  一番大事な時期にコロナウィルスという問題に直面してしまいました。  寮ではすでに新たな生活が始まりました。寮だけではなく、学校でも授業の時間が変わったり、昼食時間を二回に分けたり、コロナ予防の対策をしています。  寮生活は明らかに雰囲気が変わったなぁ~と思う事があります。  それは受験勉強ということです。定期テスト一週間前でもないのに四階の集団学習室ではすでに数名の仲間が昼夜を問わず勉強をしています。その姿を見ると、自分もやる気にさせてくれます。  「〇〇君が頑張っているから、俺も頑張ろう!」という気持ちにもなります。寮生活の良さを改めて感じました。  コロナのせいで大学が不合格になったというのは、ただの言い訳です。  最後まで諦めず、ベストを尽くして今後も頑張ろうと思います。  そして四階のフロアは新高一寮生と共に暮らすことになりました。大部屋生活ではなく、最初から四人部屋生活は正直キツイのではないかと多少心配していますが、廊下で高一生が挨拶をしてくる姿を見て、心の中で「頑張れよ」と声をかけています。  約残り半年の寮生活。仲間と一緒に頑張っていきたいと思います。

高校三年寮 寮生日誌(6月5日)

六月五日(金)  帰寮してから二日。  正直、自分は寮にいる方が勉強に集中できるので、「戻ってきた~」という思いはありません。そして今のところ勉強メインの生活が戻ってきたので、このペースが続いてくれないものかとも思っています。  受験勉強をしようと手を動かしても、心の中では通常通り入試が実施されるものなのか不安しかありません。コロナウィルスの関係で自分達の全国大会がなかったことになり、受験にも響くようでは困ります。自分達の大きな山場の試合は九月。勝ち進めば十二月と、今後の受験勉強にも、それが中止か中止でないかで大きく影響されます。でも自分は絶対に全国大会にも出たいし、ギリギリになって中止とか考えると本当に悲しくなるので、考えるのを辞めます。  地元の友達に陸上一筋の友達がいるのですが、インターハイは中止されて急に引退を迎えました。ラ・サールにも選手を引退した人はたくさんいます。  ただいずれにせよ受験はあります。勉強の準備だけは最低限はやらねばと思いました。   六月五日(金)  帰寮してから二日が経過した。  三カ月近くも自宅で生活をしていたことが当たり前になり、寮での生活に違和感を感じるようになってしまった。  三年生としてスタートしたが、今までと一番変わったのは部屋員の勉強に対する姿勢だ。  今まで話しをしていた時間やマンガを読んでいた時間がそのまま勉強をする時間に当てているのだ。また自分も今まで自宅でだらけた生活をしていたが、勉強をしなければというように思えてきた。自分達の世代はコロナで六月スタートとなり、残りの三年生としての生活も半分くらいになってしまった。この残りの時間をいかに有効的に使うかが受験の鍵になってくると思う。自分はどちらかというと今までだらけている分類に入ると自覚しているので、ここから受験までとにかく勉強に集中し続けていきたいと思う。  コロナのせいで、と悲観的になるのではなく、もっとポジティブにとらえて頑張っていきたいと思う。

高校一年寮 寮生日誌(6月4日)

六月三日(水)  今日、つまり授業が始まる日を僕たちは迎えてしまった。いや、ついに迎えることが出来た。と言ったほうがいいのかもしれない。コロナウィルスが流行し、生徒の大半は寮生活を送っている僕たちは、4月に集合することが出来ずに、5月から一か月間はグーグルクラスルームを使って遠隔授業をしていた。そのため、寮生は学校に行って授業を受けるのも疎か、帰寮することすら許されなかった。しかし、5月末には緊急事態宣言が解除されたことをきっかけに、僕たちは再会することが出来た。本当のことを言うと、家にいる時は「あー、もう学校に帰りたくねーなー」と思っていたが、実際寮に帰ってみると皆の笑顔があふれ、とても居心地がいいことに気付いた。この寮に入ってよかったと新入寮生の皆に言いたい。       六月三日(水)    寮に入って初の寮生日誌だ。卒業生からその存在をうわさには聞いていたので、どんなことを書こうかと楽しみにしていた。今回は初ということなので、まだ2日しか経過していないが、入ってみて思ったことをつらつらと書きならべていきたい。  入ってまず驚いたのは、チューターの対応だ。ホテルマンかと思うほど丁寧な説明と配慮、雰囲気。初対面で緊張していた私だったが、チューターの明るいふるまいと楽しい解説のおかげで、それまでの緊張が一気にほぐれた。有難いっす。  部屋に入って感じたことは、意外と広い。ちょっと多いかもと思っていた荷物だったが、すっぽり入ってしまった。スペースまで出来てしまった。持っていきたい本、問題集が少なかったことが悔やまれる。後で買おっ。  規則が厳しい。これについては仕方がないので厳しいと感じた自分が甘いと思うことにした。郷に入ったので郷に従います。はい。  まだまだ書きたいことがあるが、このスペースでは書けそうにないので、それはまたのお楽しみということにしたい。  今はとにかく寮生活に慣れていこうと思う。      

高校三年寮 寮生日誌(6月3日)

六月三日(水)    昨日、約三カ月ぶりに寮へと戻ってきた。  休校中には、今だからこそできることを考えて自宅で動くことができた。そのうちの一つは昨年、アメリカへ戻ったJ先生と、フェイスブックを用いた遠隔ОC個別授業だ。これには受験生が何をしているのだ?と思われる方がいるかもしれませんが、自分はやってもらってとても良かったうえに、とても得られるものが大きかったです。  その理由として、日常から英語を使用することで英語脳をつくることができたということです。一対一での会話で、日本語は一切使用できないことから、どのような言葉や語順で考える事により、英語の構造をより知る事ができたと思います。 そのため、家族との日常会話においてもすぐに英訳が浮かぶようになったり、テレビで英語での会見を聞いても、訳を見ずとも大まかな内容は掴めるようになりました。また、発音などもよくすることができたのは非常に収穫が大きかったとも思えます。 OCがだるいとか、どうでもいいと思っているかもしれない後輩方へ伝えたいのは、OCってうまく活用すれば得られるものが多かったりするということを伝えたいです。 話しはさておき、今日夕食を食べている時、遅い時間になると食堂の椅子を机を丁寧に殺菌してくれている職員の方がいらっしゃいました。これにはとても感謝をしていますし、感動の気持ちで一杯でした。また、すべての寮職員の方々も感染防止に全力で取り組んでくださっている姿にも感謝したいと思います。本当にありがとうございます。