高校一年寮 寮生日誌(9月9日)

 九月九日(木)

 もうテストとか、あっという間過ぎて何にも考えたくなくなった。

 テストを実施するのはいいけど、精神的にも肉体的にも疲れるから、もう少し定期テストの回数を減らして欲しいというのが本音です。

 例えば前期のまとめテスト、後期のまとめテストの年に二回。ただし、小テストを日々の中で回数を増やし、知識が定着するようにするとか。

 これ以上テストの話しをしても仕方がないので、別の話題に。

 今年はどうやら球技大会が無事に実施できそうだ。はっきり言ってこれは嬉しい。しかも学年ごとにやるようなので、上級生の二年生と三年生を相手にしなくても良いというのは朗報だ。ただ、感染リスクが伴うため、屋内での競技は無しになるようだ。でも僕はサッカーに参加する予定なので関係ないかも。ただ気になるのは新入生のクラスの実力だ。内進生は中学の頃から遊びなどである程度の力を知っているが、新入生はどうだろう。楽しみなのは言うまでもない。

 サッカーといえば最近、アジア最終予選が二試合実施された。

 ぶっちゃけいくらなんでもオマーンに負けて、中国にも一点しか取れないで勝つなんてどうなのだろう。どうしても情報が限られているので何とも言えないが、南野が出場していとか、調子が良いであろう古橋をオマーン戦でスタメン起用しないなど、疑問がつきないが、ワールドカップにはぜひ、出場して欲しいと思う。

 

九月九日(木)

 高校生になってからもう五カ月が経過しようとしている。

 月日が流れ、成績の良い人と悪い人がはっきりしてきた。その原因は個人のモチベーションにあると思う。ラ・サールはテストが多い故に、一つ一つの試験に対する意欲がある人とない人とがはっきりしているような気がする。これは仕方がないと思われるが、定期テストに向けて意欲をもって勉強ができない人が、勉強に対して意欲が持てるかといったら難しいと思う。テストの回数はどうすることもできないので、自分はモチベーションが上がるよう日々工夫もしている。僕の個人的な意見として、こんなこともできないのかと思ってしまう。

 頑張っている人がいる一方で、ただ何となく生活をしている人がいるが、正直迷惑にしか思えない。更に、頑張っている人の足を引っ張るような人がいたら、とんでもないことだと思う。そうならないためには、一つ一つの教科、そして試験を大切にし、集中して取り組むべきだが、それができないは勝手に落ちて行って欲しい。しかし、本当はそのような人々はこの学校にはいないと信じている。みんなが入試に向かい、現役合格を目指すために自宅を離れて寮生活をしているのだから。

 心当たりのある人は一刻も早く、勉強に対する意欲を取り戻して欲しい。

 この三年間がこれからの人生においてどれだけ多くの影響を与えるのかを考えて生活をして欲しいとも思う。

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