高校三年寮 寮生日誌(7月3、5、13日)


七月三日(金)

 久しぶりに寮生日誌を書くような気がします。

 僕は正直、学校を再開すべきだとは思っていませんでした。

 もし、一人でも感染者が出れば、いくらマスクをしようと、いくら手洗いや消毒をしようと意味がありません。二週間という長い潜伏期間(詳しくは二週間よりも短く検査や発熱の状況により異なるようですが)があるので、気付いたらみんな感染していた可能性だってある。先生方や自宅生が公共交通機関を使用した結果、家族に広がり、そしてその家族から別のところで広がるなど、いくらでも感染した危険性は懸念された。

 しかし、幸いにして私達のなかにそういう症状らしき人がいなかったようですが、首都圏、特に東京都では感染者数が日ごと増えています。入試や、来年の卒業、入学はどうなるのだろう…とか言って勝手に言い訳をつくり、サボっている僕です。

 状況がどうあれ、今勉強をしない人は落ちるのは確実です。やった人だって受かるとは限らないので、とにかく今できることをしっかりやっていきたいと思います。

 

七月五日(日) 

 テストが終わって少し時間が経過した。

 高校三年生になってから初めての定期テストで、いろいろと慣れない点もあったが、とりあえず無事に過ごすことができた。ただ、テストの結果はあまり良くないと思う。手応えの問題なので信用できるかできないかはわからないが、気持ちはそんな感じです。

 コロナの影響で学校も寮もいろいろと変わった。これにもしっかり対応しながら生活をしたいと思う。

 ただ自分は、これといって先の未来でやりたいということがあまり決まっていない。現在、そのことが不安要素の一つでもある。目標が定まっていないと自分はやること、為すことにやる気が出ない。これが高校三年の今の段階なのだから危険な立場であろう。これから面談があったりするので、その時までにある程度決められたらと思う。

 最後にコロナで色々大変ではあるけど、それを言い訳にすることだけはしたくない。しっかりと足元を見つめ直し、気を付けて生活していきたいと思います。

 

七月十三日(月) 

 最近、時間が経過するのが早い。いや、時間の流れが速いのだ。

 共通テストまで三百日あったのが、もう二百日を切ろうとしている。時間の流れが速いということは、それだけ毎日が充実しているからであろう。学校生活、寮生活、どれも大切に思え、かけがえのない時間を過ごしている。しかし、楽しい反面、怖い点もある。昨日、現国の長文を解いていたのだが、それだけで三時間も過ぎてしまった。数学では一問に三十分以上使用したり、知らぬ間に時間が過ぎている現状だ。こんなに時間をかけても身に付いているのか、本当に実力へと変換されているのか、最近はこのように不安になる。百日があっという間に過ぎそうだ。

 そして第一志望はまだ遠くて、掴み取る道筋すらできていない。ただ寮生日誌で不安や期待を書くことで自分自身を振り返れるのはとても良いことだと思う。

 来年になれば家に戻り、この寮生日誌を書くこともなければ、寮職員に指導され、叱られる場面もなくなる。そして仲間のみんなと会えなくなるのが正直辛いし、遊んで現実逃避もしたくなる。でもこの不安や辛さがもう一年延びるくらいなら、今は楽しまないで濃縮された「苦」をかみしめよう。夏目漱石の「こころ」でKが言ったセリフに「覚悟はある」という言葉がある。深淵の中を進む勇気、Kには敵わないが僕にもそれなりの覚悟はあるのだ。

 

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