高校三年寮 寮生日誌(6月25、27、28日)


六月二十五日(木)

 今日からテスト一週間前になった。私達はコロナウィルスの影響で学校再開が遅れ、学力面において多少遅れてしまった感じがする。それでも遅れた学習時間を取り戻すために一日一日を有意義に使い、更なる学力向上をしている者もいる。私も今までに経験したことがない長期の休みのなかで始めたものを抱き、この寮に戻ってきたが、最近多少怠けていることが度々ある。このような心意気では良くないのはわかっている。ただでさえ自分のレベルと志望校のレベルの差に愕然としているのに。私は常に思うのだが、学力面において素晴らしい成績を修めているクラスメートはどのような意志をもって勉強に打ち込んでいるのかわからない。人が日々生活をしているとさまざまな誘惑に負ける場面がある。私はいつも誘惑に負けてしまう。しかし、成績上位者はそんなことは決してない訳ではないのだろうが、ほとんどの人が誘惑に屈することはない。その姿を見ると自分という存在が弱い事に気付かされる。本当に自分に呆れてしまう。そのような感情に覆われてしまうのが、ここ一週間ずっとである。このようなモノが消え去る日々でありたいと私は思う。

 

六月二十七日(土)

 最近よく考える事は、やはり受験の事です。

 いくら時間をかけて勉強をしても次々に不安要素がどこかしこから出てきて、常に不安です。このままでは精神崩壊が起きてしまいそうな感じです。

 そんな不安な毎日が続く中で息抜きとなるのは体育の授業。運動はストレス発散になってとてもリフレッシュできます。最近は特に何も出来事がないので書く内容があまりありませんが、寮生活をしていて思ったことは高一の時よりサンダルで躓く機会が減ったことです。

 最初はなかなかサンダルに慣れず、躓いていましたが、三年も経てば意識せずとも躓かなくなるのだと感じました。このことから勉強もこんな風になりたいと思いました。

 「高一の頃からやっておけばいい」。

 このことは誰しも感じる事でなんだとも思いました。でもそんなことを考えたところで時間は戻らないので、とにかく目の前の事に向け、がむしゃらに取り組んで行きたいと思います。

 

六月二十八日(日)

 勉強に対するモチベーションが三日以上続かない。

 所詮、三日坊主といったところだろうか。

 だいたいモチベーションの降下は木曜日と日曜日に発生する。急激に全てがどうでも良くなってしまう時がある。

 これを対策するべく、私はこの木曜日と日曜日に地元の予備校の担任に面談を申し込んでいる。これによりモチベーションが下がったままでも、何とか状態を維持し、防ぐことができている。

 最近私は平日に七時間半、土曜日は十時間半、日曜日は十五時間をノルマとした学習計画を立てて、進めている。だが日曜日に十五時間は厳密に達成することができる場合はかなり少ない。これを何とかするのが受験生であり、休日十五時間の学習というノルマは当然のこととして取り組まなければ現役合格は望めないと考えている。

 今の時期、一日十七時間勉強している高三生が私の通っている地元の予備校にはいるらしい。量より質という言葉があるが、量を向上させることはできるはずがない。創意工夫をして休日十五時間の学習時間を常習化できるよう、頑張っていきたいと思います。
 
 

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