高2寮生日誌より☆(10/8)☆
□ 十月八日(日)
前期末テストが終わって、短い秋休みが終わって、十月一日から後期が始まって、今日で早くも一週間が過ぎた。
毎年、この時期になると夏の暖かさは一気に去っていって、冷たい風が昼夜問わず吹き続けている。秋風なんてもんじゃない。
本州出身の人間からしたら、もう完全に冬の中盤位の冷たさだ。僕から言わせると、北海道に秋は存在しない。夏を過ぎれば後は春先までずっと寒い。
中学一年の頃には、「降れよ、降れよ」と願っていた雪は、高校二年の今となっては、グラウンドの雪かきトレーニングだけは何としてでも避けたいので、「絶対に降らないでくれ」と願う様になった。人の楽しみはずっとは続かない事を痛感している。
それは別として、後期に入ってこうも時間が過ぎるのが早いものかと最近よく思う。ちなみに次の定期試験まであと一カ月もないという噂も最近よく耳にするけれど、僕の記憶が正しければ、この間、前期末試験をようやく終えたばかりなので、恐らく気のせいだろう。
とにかく、最近になって高校三年生の雰囲気がピリッとした様に感じる。来年は自分達の番かと思うと、やっぱり「時間が無い」と改めて感じる。