高校一年寮 寮生日誌(4月24、25日)
四月二十四日(土)
最近は実に晴れる日が多い。
雲一つない青空を毎朝見られるのはとても嬉しいことだ。
第一に気分が自然と良くなる。そしてなぜか清々しい気持ちにもなれるし、今日も一日頑張ろうかと前向きな気持ちにもなれる。それほど自分にとって大切なものなのだと思う。
第二に空気も気持ち良い。雨の日のあのジメジメした空気とは違い、カラっとした北海道独特の自分好みの空気はここに住んでいないと味わえない。
だがとても残念なことに、朝起きた時にはもう部屋はすでに校舎の影に入ってしまい、日の光が入ってこないのだ。仕方がないことなのだが、こればかりは仕方がない。
ただ、晴天が必ずしもいいものとは言えない。
最近部活の関係でずっと野外にいたので、日焼けがひどい。腕も顔も、その日だけで真っ赤っかになってしまった。身体も何となくだるいし、お風呂に入ればヒリヒリもする。でも明日も晴れればいいなと今思っています。
四月二十五日(日)
もし、ドラえもんがこの世に存在するならば…。
僕は「時を止める」道具を頼み、使用すると思う(勘違いしないでください。僕は中二病ではないです)。
なぜかと言うと単純に時間が足りないからである。
高校に入学し、何を勉強するべきなのか、どのように取り組んでいけば良いのかということはかなり慣れてきたのだが、やはり一日でも自分のペースが崩れてしまうとどうしても焦ってしまう。
実際にゴールデンウィーク明けにはテスト週間直前となる訳で、そう考えるともっと時間が必要だ。
しかし、この限られた自習時間を効率的に使うことが最も大事であり、時間をくれ!と言っても増えないことには変わりはない。そのためこのように今、ドラえもんがいて欲しいと考えてしまうのだ。
これからはもっとやるべきことも増えるだろうし、ドンドン時間も限られてくることだろう。そのなかで自分が今何をするべきか、何を考えて行動するべきか、そして今のような学習状況、勉強の仕方を続けて大丈夫なのかと不安しかない。
この高校生活は常に自分に厳しく、励めるようにしていきたいと強く願っている。後悔だけは絶対にしたくないので。