高校三年寮 寮生日誌(6月5日)


六月五日(金)

 帰寮してから二日。
 正直、自分は寮にいる方が勉強に集中できるので、「戻ってきた~」という思いはありません。そして今のところ勉強メインの生活が戻ってきたので、このペースが続いてくれないものかとも思っています。

 受験勉強をしようと手を動かしても、心の中では通常通り入試が実施されるものなのか不安しかありません。コロナウィルスの関係で自分達の全国大会がなかったことになり、受験にも響くようでは困ります。自分達の大きな山場の試合は九月。勝ち進めば十二月と、今後の受験勉強にも、それが中止か中止でないかで大きく影響されます。でも自分は絶対に全国大会にも出たいし、ギリギリになって中止とか考えると本当に悲しくなるので、考えるのを辞めます。

 地元の友達に陸上一筋の友達がいるのですが、インターハイは中止されて急に引退を迎えました。ラ・サールにも選手を引退した人はたくさんいます。

 ただいずれにせよ受験はあります。勉強の準備だけは最低限はやらねばと思いました。

 

六月五日(金)

 帰寮してから二日が経過した。

 三カ月近くも自宅で生活をしていたことが当たり前になり、寮での生活に違和感を感じるようになってしまった。

 三年生としてスタートしたが、今までと一番変わったのは部屋員の勉強に対する姿勢だ。

 今まで話しをしていた時間やマンガを読んでいた時間がそのまま勉強をする時間に当てているのだ。また自分も今まで自宅でだらけた生活をしていたが、勉強をしなければというように思えてきた。自分達の世代はコロナで六月スタートとなり、残りの三年生としての生活も半分くらいになってしまった。この残りの時間をいかに有効的に使うかが受験の鍵になってくると思う。自分はどちらかというと今までだらけている分類に入ると自覚しているので、ここから受験までとにかく勉強に集中し続けていきたいと思う。

 コロナのせいで、と悲観的になるのではなく、もっとポジティブにとらえて頑張っていきたいと思う。

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