高2寮生日誌より☆(8/24~25)☆
□ 八月二十四日(木)
明日は実力テスト。高二の範囲になっているので難化しているのはもちろんのこと。自分も本来ならこれを書かずに更に勉強しなければならないと思うのですが、むしろ明日の方が時間が無さそうなのでこうして書いてはいるが(笑)…。
ここ最近、函館(だけでなく北海道全体)は暑い。とにかく暑い。本州よりも多少気温は低いはずだが、寮や学校には扇風機だけしかない。クーラーがなく、しかも自分の(学校)の席が扇風機から一番離れているので、授業中に頼れるものは窓からの風のみ。
もちろんこれでは勉強に集中できるわけもなく…。ここまで暑くなるならエアコンが欲しい…。それか扇風機増設を求めたい。このままでは完全にブレーキになってしまう…。
今度(と言っても一月後だが)、体育祭がある。ただ何故か親が外泊すると言ってきている。平日なのだが…。うーん…。
□ 八月二十五日(金)
夏休みが終わってしまった。世の中の高校生はもう受験を始めている。こわい。
クーラーがないのはまだいいが、冷蔵庫を使えないのではただのサウナである。低温サウナに二十四時間入ろうとは思えない。
先日、北海道伊達市の方で少女が屋外で体育の授業後に熱中症で亡くなった。これを機にエアコンが普及されれば北海道は未開の地ではなくなるのだ…。とは言え、過度な期待はせずに二十四時間低温サウナに入る覚悟を決めよう。
話を戻すが、あの少女の事件は、誰が起こしたとも言えない「悲しい事故」とも言えた。温暖化が進んだ以上、いつか倒れる人が出てもおかしくなかったのだ。
とは言え、エアコンを設置したところで、使う電気は熱エネルギーにもなる以上、室内の熱を外に逃がすのがクーラーの本質だから…。クーラーの普及によって「ヒートアイランド現象」が加速するのは間違いない。
車社会が進んだ北海道では、ガソリンの燃焼による熱、CО₂も無視できない。生活が便利になる代償が、より過酷な環境であるというのは何とも皮肉な話だ。