高校三年寮 寮生日誌(6月21日)

 621日(火)

 最近中学が荒れているという話しをよく聞く。別に高校生にとっちゃどーでもいい話だし、大変だな程度にしか思わないけど、自分たちが中学生だったころを思い出すと懐かしい感じもする。何を以て「荒れている」とするのかはよく分からないが、確かに自分達も荒れていたのではないかと思う。喧嘩はもちろん、悪いことからめっちゃ悪いことまでたくさんしてたくさん叱られた記憶もなくもない。だけど寮生活の先輩として言えることは、やっぱりいっぱい失敗した方がいいということだと思う。喧嘩もそうだし悪いこともそう。今高三になって落ち着いた(当社比)と感じられるのは中学生の時荒れていたからだろう。中学生の時、あんなに喧嘩したからこそ今は大分人間関係は落ち着いたと言える。その点では高校生になってつまらなくなったなと思う。やっぱり下らないことして怒られていたあの頃は楽しかった。なんかみんな大人になっちゃって寂しい気もする。だから四人部屋よりも断然大部屋の方が充実していたと感じる。あんなに馬鹿みたいになれたのも、あの空間あってこそだった。ほんとにあの大部屋生活を大切にした方が良いよ。本当に。高校寮ぶっちゃけつまらないから。もう二度とあの生活できないって思うと本当に寂しいし、犯罪以外のことは全部やっとけばよかったと後悔する。あとこんなこと書いていると年取ったなと自覚する。大人になってつまらないことが増えるのは仕様がないのかなと思ってしまう。

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