高二寮生日誌(5月2日)



新学期が始まってから二週間弱が経とうとしている。新しいクラスや授業に不安を少し抱いていたものの、大分慣れてきた。ただ、やはりもっと勉強しなければならないなと思うようになった。昨日、今日と実力テストがあったが、全く歯が立たなかった。
チューター活動もあり、思うように勉強出来なかったという言い訳をするのではなく、ここに至るまでの日々のプロセスに問題があったと思う。一年生の時に学んだことが全く定着していなかった。定期テスト前に詰め込んで、テストが終わったら頭から抜けていく。そういうことを繰り返してきた結果だ。
定期テストの時に勉強するのは、大学受験に繋げるためであり、そこでやったことがその後活かせなくては全く意味がない。もっと危機感を持って勉強していきたい。チューターとの両立も工夫して、部活も頑張って充実させていきたい。(4/14
 
実力テストが返却された。勉強していないのもあり、結果は悪かった。今までは今度からもっと頑張るなどと言って、自分に納得させて何となくで終わらせていたが、そろそろそうはいかなくなっている。進学を考えるとそろそろ本気を出さないと間に合わなくなってくる。
それなりに良い所に行きたいと思っているので、今のままでは絶対に落ちる。思ってはいるのだが、楽な方に流れてしまう。ここで頑張れない人から順番に落とされるのだろう。
大学入試は落とすための試験なので、適当にやっていると簡単にはねられるものだと思う。今のうちから少しずつ力を付けて、今年のうちにある程度完成させておかないと、最後の追い上げで踏ん張りが利かなくなる。
まずは今回の実力テストの復習から始めていきたい。
今の自分に満足しているから頑張ることができないのだと思う。うぬぼれないで努力していきたい。人はどこかで「このままで良いや」と線を引いていることが多いと思う。
そんなことせずに頑張ることができる人が強くなっていくのだろう。そんな人になりたいが甘えている自分がいる。ぐだぐだ言っていないで、さっさと本腰入れてやっていこうと思う。(4/16
 
今日は日曜日。学校のない日でもあるから、休むことができた。最近は段々と新学期にも慣れてきた。大部屋にも新しい後輩がいて新鮮だ。この慣れというのは、日々の生活のダラけにも変わりやすいから気を付けたい。だから、いつも通りの生活をしていきたいと思った。


高二になって文理が分かれて、いよいよ受験生という感じである。クラスが分かれてしまって寂しい気持ちも少々あるが、新しいクラスでも結構充実している。内外も遂に合同になるから、その調和が楽しみでもあるかもしれない。

さて、今の新入高一生を見ていると、皆、結構真面目で良いなあと思うことが多々ある。大部屋や食堂でも仲の良い様子が見える。それはとても素晴らしいし、この寮でも大切なことだと思う。だから、これからも二、三年生がお手本にならないとなあと感じる。僕も最近ダラけがあるから、それを見て少しでも頑張りたい。

ゴールデンウィークも近づいている。僕は帰省の予定であるから楽しみだ。家族に会えるというのは直接言うことはないかもしれないが、とても嬉しい。だから帰省までもう少し頑張ろう。(4/22

 

最近ものすごく時間が経ったのを早く感じる。自分は内進生なのでこの学校及び寮に来て今年で五年目になる。それは想像以上に早く、まだ中一の頃の大部屋も鮮明に思い出すことができる。

今、寮前の元々空き地だった所にはいくつかの家が建っている。高一の途中までは完全な空き地だったのだが。何だか残念な気分である。中学の頃ローソンまで歩いたあの空き地はもう無い。

函館に来てから約四年の間にいろんな建物が建った。蔦屋書店、函館アリーナ、シエスタ、今では当たり前のようにあるが、建てられたばかりの頃はとてもワクワクしていたのが懐かしい。これらのような施設だけではなく、何の変哲もない一般的な住宅もたくさん建った。しかし、建てられた分と同じくらいいろんな物が壊された。四年間で函館も随分変わってしまったと思う。

今、自分は高校二年生なので、あと約二年間函館にいるだろう。もしかするとものすごく巨大な建物が建つかもしれないし、逆に当たり前のようにあったものが無くなってしまうかもしれない。これから函館という街がどのように変わっていくか、残りの二年で楽しみに眺めてみようと思う。(4/28

 

内進、外進が混ざっての学校生活が始まってから一ヵ月が経とうとしています。四月当初はクラスの雰囲気というものは最悪でした。クラスメイト一人一人が自己紹介をする時、みんな口を揃えて、「趣味はゲームと映画鑑賞です」というものですから、担任の先生も困り果てていました。しかし、全員の趣味が全く同じな訳がなく、みんな照れ隠しでした。

なぜ照れ隠しなのかが分かったかと言うと、やはりここは内進生が積極的に話しかけ、外進生も、しっかり返事を返してくれるので、席の周りの外進生も、しっかり返事を返してくれるので、席の周りの外進生とは話せるようになったのが現状です。

さらに、体育のバレーの授業では、内進生中心にバスする人の名前を呼んでバスするようにして、顔と名前が一致するようにしていました。初めは、内外が混じって体育もつまらなくなりそうだと思っていましたが、そんなことは決してありませんでした。

これから学園祭や球技大会などの行事がたくさんあります。このような行事が行われる度に、クラスの雰囲気が良くなっていくのを考えると、これからの学校生活がとても楽しみです。(5/1

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