高校一年 寮生日誌

 12月11日(水)

 冬休みまでの行事がほとんど終わり、講習の有無で変わるが休みまで一週間を切った。教科によっては既に宿題が出されたので、早速取り掛かっている。僕は講習を受けないで帰省するので、この週末中に帰省準備を終わらせ、一斉集荷などに向けて支度をするつもりだ。冬休みの予定もかなり決まったが、今回は特に「自分がしたい事」をすると決めている。それはただ友達と遊んで刹那的な事故欲求を満たすようなものではない。しかし、将来に向けて「二度とない今を我慢する」かのようにただ孜々刻々と勉学に励むとも違う。僕自身が本当にやりたい事、今を愉しむこと、それには当然勉強や音楽、家族との時間、高校生としていく旅行、読書等々を想定している。今日では学校の至る所、授業で自分の将来について考える機会がある。(文理選択もその一つだ)今のうちから必要だと思う知識や教養、思い出や技術、そういったものと向き合っている時、僕は愉しいと感じる。僕は趣味で服や食、芸術や音楽といったものが好きなのだが、テスト明けからは好きな芸術家の「遺作」に触れている。最近心に残るのは、坂本龍一の「僕はあと何回満月を見るのだろう」という再期の本だ。彼の父としての姿や時間との向き合い方など、10代の僕たちが考えないことを綴ってあるのでとても感銘を受けた。僕は時間を永遠に感じる今、本当にやりたい事と触れていたい。

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