高校一年寮 寮生日誌(4月17、18、20日)
四月十七日(月)
新学期が始まり約二週間が経過した。
しかし、学校生活、寮生活共に慣れていない点が多い。
教科担当の先生もガラリと変わり、時々混乱しそうになることがある。寮でも朝の点呼時間が七時半から七時五十分までとなったものの、中学の頃の生活習慣が身に染みついていて毎朝六時四十分には目が覚める。
また、高校に入ってから変わった点はいろいろある。
例えば自習時間。
三コマから二コマに変わり、一コマの時間が長くなった分、集中することができ、とても勉強がはかどるようになった。またラウンジでは料理もできるようになったので、料理をする人、カップラーメンを食べる人など、中学寮ではできなかったことをみんないろいろやっている。この二点の変更点はとても嬉しかった。そして一番嬉しかったのは門限時間の変更。十七時四十五分から十九時五十五分までと変更になったので、多少遠出もできるようになった。でも門限時間には絶対に遅れないようにしたい
高校に入学したばかりだが、受験する大学、学部、学科、将来の夢のことを考えると勉強が更にはかどる話を寮の先生が全体に話していた。全くその通りで、自分の中ではある程度決まっているが、なかなか一つに絞れずに困っている。学びたい学問から関連付けた大学、就職先を考えていきたい。
とても真面目な高校生っぽいことを書きましたが、今年は機関誌編集委員になったので、機関誌の練習といえば言葉は悪いかもしれませんが、書かせていただきました。機関誌にも載せられる内容ですかね?もっとユーモアを交えた内容の方が良かったでしょうか。
四月十八日(火)
函館ラ・サール学園高等学校に入学、入寮してから約二週間。
徐々に寮生活にも慣れてきました。
僕はサッカー部に入部し、チームの仲間ともコミュニケーションがとれるようになってきました。
これから春季大会や高体連、それに全道大会を目指しているのでたくさん点をあげ、チームに貢献していきたいと思います。
また寮の食事では高校でもっと身長を伸ばしやいので牛乳をたくさん飲んだり、ご飯も友達と食べるなど、食のトレーニングも始めました。
親元を離れ、同学年の人たちと一緒に過ごすという初めての経験はとても不安でしたが、いざ生活を始めてみると楽しくて快適で良かったです。
まだ寮生活は始まったばかりですが、これからたくさんの挑戦をして、函館ラ・サールでの生活を豊かにしたいです。
まずはやるべきことをしっかりやり、勉強とスポーツの両立を目指し、函館ラ・サール学園の一員として恥のないよう日々真面目に楽しく生活していきたいと思います!
四月二十日(木)
函館ラ・サール寮に来て、二週間ほど経過しました。
初めの一週間はまるで三ヶ月くらいあるように感じていましたが、今では一日一日が一瞬で過ぎ去っていくように感じています。
今までに経験をしたことがない寮生活。まだ二週間くらいしか経過していないのに、お金の大切さ、生活の大変さ、友達との交流の大事さ、楽しさを知ることができ、家ではなかなかできない経験をさせてもらっています。
規則正しい生活の仕方を再認識できたり、人との関わり方の奥深さを学べたり、一日一日が本当に濃厚です。家でずっとスマホやゲームで遊ぶこともなくなり、土曜日と日曜日はゆっくりと本を読んだり、外出をして学校の周辺を散策するなど、今までにないような生活を仲間と楽しく函館で過ごせています。
学習の面でも義務自習という時間がありますが、メリハリがつきます。
遅刻は許されないので時間の意識、反省も行うこともできます。社会に出てもすぐに一歩を踏み出せる環境でもあり、とても将来につながる生活だなとも思います。
学校では寮生以外の友人や、内進生の人達と話をする機会も増えました。これは寮で養っているコミュニケーション能力を活かせているのだと思います。
他学年や内進寮生の部屋に行くことは許されていませんが、ラウンジではよく会うのでこれからいろいろな人と繋がっていきたいとも思います。
今経験している期間は人生でもっとも貴重な体験になると思うので、幅広く、深く、メリハリをつけて生活をしていきたいです。