高校一年寮 寮生日誌(4月11日) 新高一寮生の寮生日誌です!
四月十一日(火)
一昨日、友人六人と共にカラオケスタジオに遊びに行きました。
いつもは七時に規則正しく起きていますが、日曜日という事もありゆったりとした朝を迎えました。
出発時間には余裕をもっていたので、寄り道をしながら七人、いろいろと話をしながら向かい、十一時十五分くらいにはお店につき、スムーズに入室することができました。
七人を三人の部屋、四人の部屋で分けてカラオケバトルの始まりです。
最初の方はみんなで楽しくやっていましたが、二時間ほど経過すると、ある一人の友達のテンションが絶頂期に達し、机をたたき、踊り散らかしたのです。そして何と、カラオケの店員さんから苦情の電話が部屋にかかってくるという人生初の経験をすることになりました。
その影響ではないと思いますが、フリータイムで入室したのに、四時間ほどで退去させられました。
楽しかったのは楽しかったですが、何だか損をした気分になったので、二度とテンションが上がった友人はカラオケには誘わないと心に誓いました。
四月十一日(火)
寮生活が始まり一週間。
新しい環境にも慣れ始め、外出する余裕も出てきました。
そこで私は寮から歩くには少し遠いですが、ある本屋さんに新しくできた友達と行ってみることにしました。
この寮での生活が始まる前から私は小説を読むのが大好きです。
そのため寮の近くの本屋さんにはどんなジャンルの本が置かれているのか、とても楽しみでした。私は基本的にSFや冒険物、それも文量が多く、集中しても読み終えるには数日必要な長編小説が好きです。そのため何度も読み返せて厚みのある本はないものかと探してみました。
結局、その日は読んだ事の無い興味をひきそうな本を見つけることはできませんでしたが、また本屋さんに行きたいと思いました。
さて、話は変わりますが、入寮してからの一週間はとても長く感じました。人は大人になるにつれ、時間の流れが早くなるように感じると聞きますが、それは単に日々の生活に慣れてしまっているからであり、言い方を変えると日々の生活に新鮮味を感じなくなってきているということではないでしょうか。
私が入寮してから一週間弱。これほど時間が長く感じられたのは、おそらくこの新しい生活が私にとって新鮮で初めてのことばかりの経験、つまり初めてばかりの連続が続いたからでしょう。
実際に入寮してから今日までの生活はとてもきつかったです。お風呂の時間も、食事の時間も決められ、夜は自習時間。初めて過ごす同室の仲間とのコミュニケーションの取り方も大変でした。しかし、この経験が自分を成長させてくれると分かっているからこそ、今の時間を大切にしなければと思いました。