高校一年寮 寮生日誌(6月3、4、5、6、7日)
六月三日(木)
最近、高一寮で変な慣れが原因なのか、不適切な行動が目立つ。
例えば自習開始前の合図と共に始まる自習が私語などで始まりが遅くなったり、就寝後に小声であるもの私語をする等、変な慣れというか入寮時の緊張感が薄れているような気がする。
入寮時のあの緊張感をみんな思い出して欲しい。
とはいえ、毎日毎日このようなことが起きている訳でもない。
テストも近いし、しっかり勉強をしている部屋もあるし、自分達の部屋は次のテストまでしっかり取り組もうというこということで計画的に勉強を進めている。
第一中間考査で思うように点数がとれなかった科目を中心に頑張り、結果につなげていきたいと思う。
チューター期間も順調にいけばもうすぐに終わると思われる。
一日一日説諭をとられないようにしてチューター活動を終わらせ、自分達の力で生活できるよう頑張っていきたい。
六月四日(金)
高校生として最初のテストが終わったが、次のテストも徐々に近づいてきた。
第一中間テストを通して分かったことは、当然のことだが、各教科の勉強時間を確保することです。高校生になり、国語、社会、理科が二つの分野に分かれ、英語もOCを含めて九教科もの教科の勉強をしなければならない。
第一中間テストでは自分は苦手な教科に時間をかけすぎて、逆に得意教科で点数を伸ばせなかったので結果的に満足をしていない。よって苦手教科はいつも以上に、そして得意教科も同じように時間をかける必要があると思うので義務自習時間以外の時間もできれば勉強時間を確保したいと考えている。
中学生の時より、学習計画をしっかり組み立てないといけないこともよくわかったので第二中間考査では更なる向上と点数を上げられるようにしたいと思う。
六月五日(土)
入寮してから二ヵ月が経過しました。
どうも最近は気の緩みが目立つのが自分でもわかり、義務自習時間もすっかり緩んでいる時もあります。第二中間テストも近いので、気の緩みの改善をしたいのですが、最近は時間の使い方もルーズになってきているような気がする。
特に朝点呼の時間は遅刻ギリギリだったり、生活のリズムを改善する必要があると思います。また、親から送られてくるお小遣いの消費も増えており、何だか浮足立っているなぁ~とも思います。
ただ部屋員同士の関係は現在のところ順調なのでいいですが、すぐに関係も壊れないよう注意したいと思います。特に部屋員に対する態度、姿勢は気を付けたいと思います。
これらのことを気を付け、生活にメリハリをつけることで勉強にも気が入り、成績も向上するのかと思うので、一つずつ問題をクリアーし、充実した寮生活をこれからも送りたいと考えています。
これから先は長いですが、勉強だけでなく、部活にも全力投球を。特に朝の点呼は七時四十分くらいには事務室に行き、朝食を食べて登校するスタイルをとりたいと思います。
六月六日(日)
前期第二中間テストが近づいてきた。
第一中間テストの結果はあまり良い結果ではなく、特に英会話と現代国語があまりよくなかった。そのため次のテストでは今回以上に英会話と現代国語に力を入れて、予習、復習をしっかりしていきたい。現代国語では授業ノートを繰り返し見直したい。
内容は変わるが、先日バスケットボールで中学生との試合があった。
高一だけで中学生と対戦する試合もあるのでこれからも頑張っていきたい。
特にゴール下のシュートとリバウンドをしっかり取れるよう練習をしたい。
ただ、先日体育の授業で左の手首をひねってしまい、少しプレーがしにくい状況だ。
左の手首を注意しながらの練習は難しいが、無理をせずにこれからも練習に励みたいです。
六月七日(月)
あっという間に五月も終わり、高校生としての生活も2ヶ月を過ぎようとしている。
この二カ月間、実に有意義な期間だったと思う。その理由として精神的にも成長したし、新たな趣味を見つける事もできた。交友関係も同じ部活の新入生と出かけたり、食事にも行った。でも緊急事態宣言が出てからはあまり外出はしていない。そして学校行事も出来ていない。本当ならば一日に大沼公園でカヌーやボート体験をする遠足の予定があったが、これも中止になってとても残念だ。遠足には正直言って行きたかった。中止になるのは当然のことなのだが、昨年から行事という行事をやっていない。
昨年は六月から学校が始まったのもあり、とても短い一年だったような気もする。その分、何となく一年間を過ごしていたような気がするが、今年は違う。冒頭にも書いたが、本当に有意義で充実しているのだ。今年は挑戦をモットーにしてやり切りたいと思う。