高校一年寮 寮生日誌(5月27、28日)

 五月二十七日(木)

 

 前期第一中間テストが終わり、全教科が返却された。

 振り返ってみると、苦手教科の点数が上がらず、克服できていないのが現状だ。やはり勉強時間を増やすしかないだろう。普段、取れている教科も思った以上に伸びなかったので、次回は全体的に点数を上げていきたい。

 今回、初めて高校生として定期テストを受けて思ったことは、中学の時と同じ勉強量では通用しないことがわかった。特に理科と社会、そして国語と英語は二教科に分かれた。つまり計画的に取り組まなければならないということだ。その時にやりたい教科だけ取り組み、最終的に取り組んでいなかった教科を後回しにしては点数も上がらないはずだ。次回はこの反省を生かして頑張りたいと思う。

 寮生活の方はほとんど毎日部活があり、大変な点もあるが、一か月後には三年生が最後の大会を控えているので予選で勝って、全道大会につなげたい。そのためにはチームが一丸となることが大切だ。そのためには部活もそうだが、勉強も真面目に取り組まなくてはいけないと強く思いました。

 

五月二十八日(金)

 

 あぁ~、何もない。平凡過ぎる。この平凡な時間こそがとても大事なのだと思う。よく聞くだろう、友達と過ごした何気ない日々。実はこれがどれほど楽しく、ありがたいことであるのか最近ものすごく感じる。

 実際の生活で例えてみると、寝る前にベッドに入り、三十分程部屋員と話をしてから寝ている。この時間に漫画の話しや、音楽の話し、時には推理小説のトリックを当てるクイズ等をしている。この時間がとても楽しい。なぜかというと、自分の知識や相手の知識を共有できるだけでなく、場合によってはタメになる情報が入手出来たりするので、時にはヒートアップして他の部屋に迷惑になるのではとなるくらいの盛り上がりを見せる時もある。また、最近では義務自習のない土曜日にトランプの大富豪で盛り上がる時がある。これをしていると部屋員の一人が五連続で勝った時などはゲームを中断するハプニングが起きたりもするが、それも実に面白い。

 こういうことで楽しめるとは思わなかったが、スマホやゲーム機器類がない生活には正直不安だらけだった。しかし、こうした物がない楽しみ方に気が付き、小説も好きになったのは寮で生活をしているおかげだ。

 平凡な一日。この平凡を充実させてきている自分がいます。

 皆さんも平凡について考えてみてはいかがでしょうか。

 

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