高校二年寮 寮生日誌(2月16、17日)
二月十六日(日)
雪中運動会の日はまるで春のような陽気だった。
しかし、今日は午後から大雪で、今は十五センチほど積もっています。
まるで天候が雪中運動会を開催させたくなかったようなタイミングの降り方です。
ただ、私達はあと二週間後には今年の集大成である学年末テストが控えています。外泊で身体を休すめることができたので、今日からテストへ向けての対策をしっかりとしていきたいと思います。
部屋の方も三階から四階へ移動し、高校三年生としての自覚も出てきました。一日一日と共通テストへ近づいていることも意識し、早いうちから対策を立て、絶対に志望校に合格したいと思います。
明日は数学の小テストがあります。しかも自分が苦手な範囲なので、こちらも対策をしっかりして満点が取れるよう頑張りたいです。
二月十七日(月)
週末外泊をすることができた。
しかし、外泊の時、全く勉強ができなかった。金曜日、土曜日と外泊をしたが、外泊前、絶対に勉強をしようと思ったのに、誘惑に負け、遊んでしまった。
今回の外泊で自分は本当に合格できるのか、受験生になっているのだろうかと疑問に思った。家に帰ったら学校の授業もない、東京は函館と違い気温も暖かいし、スマホなんかも手の届くところにある。点呼もなければ、縛りのない緩い生活だ。この点を考えると、寮生活には救われていると実感する毎日だ。自宅よりも規則正しく生活できる点は本当に救われていると思う。
スマホがあれば何でもできる。
いくらでも時間を潰す事だったできる。でも絶対になくてもいいものだと最近感じ始めた。無駄な時間を使うくらいなら勉強時間に充てた方がいい。
もう二月も半分を過ぎて、ますます焦りを感じてきた。学年末テストも近いが、部活動の大会も近い。まずは自分のケガを治さなければいけない…。
本当に、忙しいなぁ~。