高2寮生日誌

◎十一月一日  

 最近になってようやく自分の進むべき道が見えてきた。中学生の頃、ただ漠然と勉強をやり、先生から与えられる知識をテスト前に詰め込むことの繰り返しだった。この勉強(というよりは作業に近い)は当時の私からしたら苦痛以外の何ものでもなかった。  しかし今は違う。自分の興味がある分野を授業で習う内容にリンクさせることができるようになり、昔より遥かに学習効率が上がった。私は文系だが、大学で研究したい内容には理系の知識も必要となる。これからの時代は文理を分けるのではなく、融合した知識や思考が必要になると、ある大学の有名教授がおっしゃっていた。私も最近それを痛感している。中学時代に気付けていたら、もう少し見え方が変わっていたかもしれない。私は理科が大嫌いで文系に行ったのもそれが原因だが、理科から少し離れてから、ようやく理科の必然性が分かるようになった。もっと関心をもって取り組めていたらどうなっていただろうか。 文系に行ったことに後悔はないし、正解だったと今でも思う。だからこそ、英語、国語、社会はもちろん、今やっている数学や生物も絶対に手を抜くつもりはない。将来必ず役に立つと確信を持っているので、どの教科も一生懸命勉強したい。高校時代、勉強から逃げて後悔したという話はよく聞く。絶対に後悔しないために、残り半分を切った高校生活を過ごしていくつもりだ。

 

◎十一月八日

 “人”という字は人と人とが支え合ってできていません。僕たちは現在、親や先生方にただただ支えられて生きています。そのため“人”という字は“y”というふうになるはずです。しかし僕たちもいつかは誰かに支えられると同時に誰かを支えることができるような人間にならなくてはいけません。今はその準備段階です。ただただ支えられている僕たちが現在のするべきこととして勉強や部活以上に支えてくださっている方々への感謝の気持ちを忘れず、その意を伝えることであると思います。そして、いつか支えることができる人間になったときに支えてくださった方々に恩返しをしていくことが重要であるように感じます。僕はそのことをしっかり脳裏にとどめ、残りの高校生活で気を付けながら生活していきたいと思います。

 

  ◎十一月八日

 ようやくテストが終わり、今日は久し振りの落ち着いた休日だった。感染症対策はバッチリで蔦屋書店まで遠出した。昼食はラッキーピエロで済ませたのだが、その会計のときに「グルメクーポン券」を使った。今日の日誌は「グルメクーポン券」について少し書いてみたい。そもそも「グルメクーポン券」というものは、函館市内のホテルに宿泊した人に二千円ずつ指定の飲食店で使えるもので、このコロナ禍で観光客の大幅な減少を防ぐために函館市が独自に実施した企画である。現在はもう配布期間は終わったが、それでも今年度に入って外泊しただけで四千円分のグルメクーポン券をもらった。「指定の飲食店で使える」とは言ったものの、この券の汎用性は高く、意外にも券を使えるお店の方が使えないお店よりも多い。実際、今日はラッキーピエロで使えたし、ミスタードーナツでも使える。これはよく考えられた仕組みだと思う。「Go Toキャンペーン」や「どうみん割」でただでさえ通常より安く泊まれる上に、食事まで安くしてもらえたら、さらに観光客が増えるだろう。コロナ自粛期間中に観光客の減少が全国各地で問題になったが、市が率先してやってくれれば、街中の飲食店やホテルは本当に助かっただろう。もちろん宿泊客は嬉しいに決まっている。またこの事で市自体が好印象を受けるため、きっと盛んになる。やはり世の中はどんな苦難もユーモアがあれば、それ一つで乗り越えられる。確かに知恵や常識は必要であるが、それらを応用できなければ、一歩先へは進めない。つまりユーモアがある人ほど人生が豊かになるのだ。私はそんな人間になって何かを救いたい。

 

◎十一月十四日

 最近、筋トレがマイブームである。ダンベルを片手に動的なトレーニングをすると、身も心もスッキリするのだ。表面がヤスリのようにザラザラしたダンベルの持ち手を強く握り、上腕二頭筋や上腕三頭筋を何度も何度も刺激することで、漢(おとこ)を磨くことができる。また、腹筋の鍛え方は個人的なこだわりがある。普通の腹筋の鍛え方では生温いので、二段ベッドのはしごに足を引っかけて可動範囲を広げて効率を上げたり、他人に腹を殴ってもらうなどしている。後者のトレーニング方法は慣れるまでが辛いが、慣れてしまうととても楽しい。部位鍛錬にもなるので、もし殴り合いになったとしても相手のパンチに耐えることができるようになる。寮生のとあるゴリラはこう言った。「辛いと思ったらもう一回」いつかは私もこうなりたいと思えた。  部屋員に自衛隊志望の者がいる。しかし彼はいっこうに筋トレをしない。その軟弱な身体で耐えていける訳がないので、何とかして彼に筋トレの素晴らしさを教え、自ら進んでトレーニングをするような人間になるよう調教する。

 

◎十一月十六日

 最近日本では鬼滅の刃が流行っています。特に今やっている映画の無限列車編が流行っていますね。その中でも特に人気なキャラクターに煉獄杏寿郎がいますね。彼は鬼殺隊の中で最高位の“柱”という称号を持っています。また彼は火系統の技を使うことから“炎柱”などと呼ばれています。そんな鬼滅の刃は、アニメ映画史において類を見ない速度で興行収入を伸ばしているそうです。また鬼滅関連のグッズも売れてガッポガッポでしょう。まさに日本の経済を盛り上げたのではないでしょうか。その中でも人気キャラクターの煉獄さんは“日本経済の柱”と言っても過言ではないですね。まさに“円柱”と言ったところでしょうか。  最近日本ではコロナが流行っていますね。特に今流行っているのは、北海道や東京、大阪らへんで流行っていますね。そんな中で必要不可欠なアイテムにマスクがありますね。コロナ怖いですね。帰りたくないです。

 

◎十一月十八日

 今日は一ヶ月早いクリスマス会だった。そこで観た映画が興味深かったので自分なりの感想を書いてみようと思う。主人公は夢の世界に入り込み、夢を共有できるデバイスを使って患者の治療を行う。彼女には別の人格があり、人の夢に入り込んで原因を解決している。ある日、そのデバイスが盗まれたのを機に現実の世界で次々と怪現象が起こる。彼女は夢と現実の入り乱れた世界で犯人の行方を追う。 夢と現実が交錯する世界観は「君の名は」や「ハロー・ワールド」など色々な映画でもあったが、今回はより複雑だった。なぜなら現実の世界に夢の世界が入り込んでくるからだ。夢というのは妄想や過去の出来事、何気ない現実の一コマが睡眠中に人間の脳に入り込んでくるものだが、現実が夢になるというのは意識が途切れて一瞬の幻を見る程度だ。今回の映画は現実と夢が混ざって現実になるストーリーだったので、難しかったが面白い映画だった。冬休みに帰ったら色々な映画を観てみたい。観たい映画がたくさんある。リーマン・ショックの一日を描いた作品や酒と女に溺れながらもウォール街のトップにまで上り詰めた男の作品などだ。映画を英語版で見れば、語学学習にもなると思うので、それを言い訳に毎日映画を観るつもりだ。そのためにも帰省までの一ヶ月、勉強も部活も頑張る。

 

◎十一月十九日

 最近本当に寒くなってきて乾燥もしていて僕的には最悪の季節になってきました。いや、僕は冬は好きなんです。正確に言うと僕の肌的には最悪の季節になってきました。ものすごい乾燥するんです。指先とか唇とか。クリームとか塗っているんですが、あれ時間が経つとものすごく気持ち悪い感じになるんですよね。すごく嫌ですが、我慢しています。  
 話は変わりますが、最近鬼滅の刃が流行ってますね。僕は最初疑っていました。本当に面白いのかと。ただ単にアニメ化されて、その絵が綺麗ということと声優さんが豪華というだけなのではと思っていました。夏休みに帰ったときに家になぜか、いつの間にか漫画が全巻(発売されている巻まで)あったので読みました。一気読みしました。本当に面白かったです。鬼滅の刃さん本当にすみませんでした。まず、あの時代に鬼を倒すという、ちょっと現実にもあったかもしれない世界観が良いですよね。あまり言い過ぎるとネタバレになってしまうので、これ以上は言いませんが、本当に面白かったです。読んでいない人は早く読んでください。  
 映画も公開されましたが、僕はまだ見ていません。早く見たいです。絶対面白いじゃないですか。絶対面白いじゃないですか。すみません。興奮しすぎました。でもそれぐらい楽しみです。冬休み必ず見に行きます。もうすぐやっと長期休暇が来るので、それまで何とか頑張りたいと思います。その前にテストがありますが・・・。あぁ嫌だなあ・・・。でも最近少しずつ成績が上がっているので、継続していきたいと思います。

 

◎十一月二十日

 最近、コロナが第三波という形できている。そして生徒会選挙があった。今年はコロナで始業が遅くなり、授業はグーグルクラスルームで一応やったけれども、動画の遅延などもあり、満足できなかった人も多いと思う。今は毎日のようにコロナの患者数が最多を更新していて函館でも出てきている。第三波を抑えるためには普段からマスクを着用するべきだ。そして流行っているので、飛沫をできるだけ最小限に抑えて少しでも感染症対策をして、万が一感染者が出ても努力はしていたというアピールをしなければ話にならない。  
 最近のニュースで堀江貴文がある餃子店を訪問した時、マスクをしていなかった堀江が店員からマスクをしてくれとの要望を聞き入れず、店員にマスクをすることで完全に飛沫を防ぐことができるのか医学的・科学的根拠はと詰問し、そのことをツイッターで拡散し、その餃子店は今、廃業の危機にあるという。  
 ただマスクをするということが、こんなにも大きな問題となっている。夏は熱中症になるかもしれないというリスクがあったが、今は冬なので、その危険性はない。第三波がきている今は皆しっかりマスクを着用し対策しているという努力は示しておくべきだろう。

 

◎十一月二十三日

 今日は十一月二十三日、冬休みまでちょうど一ヶ月となりました。僕は夏休みの間、家に帰れず、ずっと 函館にいたので、友達と会えるのがけっこう楽しみです。でも、家に帰る前に家族旅行で登別の温泉に行くようなので、友達と遊べる時間は減りますが、温泉は大好きなのでワクワクしています。  
 後一ヶ月といえど、まだ一ヶ月あるので、冬休みに入る前に僕がしたいことを紹介したいと思います。一つ目は、髪を切ることです。夏休み以来、ずっと髪を切っていなくて、おでこが全部隠れてしまうほどに今伸びています。自分にとっても邪魔なので、早く切りたいです。二つ目は、小説を読み切ることです。二、三ヶ月前に読み始めた「火星に住むつもりかい(井坂幸太郎)」をまだ読み終わっていないので、いいかげん、読み終わりたいと思います。これが僕の冬休みまでにしたいことです。  
 何事も一日で成し遂げることは確かに難しいと思いますが、毎日努力を積んで成功へと一歩ずつ近付きたいと思います。

 

◎十一月二十七日

 冬休みまでもう残り一ヶ月を切りました。僕が所属しているラグビー部は十月中旬に行われた全道大会で準優勝したため、花園の第百回の記念枠をかけた第三代表決定戦に勝ち、花園大会に出場することになりました。まだ詳細は決まっていませんが、十二月二十七日か二十八日に一回戦があり、遠征は後期第二中間テスト最終日の翌日の二十日から始まります。遠征では強豪で知られる関西学院高校や日本屈指の名門校、灘高校の皆さんと練習する予定であり、すごく楽しみです。しかし今、東京や大阪、北海道(特に札幌、旭川)でコロナウイルスの感染が拡大していて、花園での全国大会が開催されるか心配です。そして、もし全国大会があったとしても、遠征期間中にコロナウイルスを拾ってきて家族にうつすことがないか不安です。全国大会があるとしても、ないにしても、今のところはある前提で一生懸命練習していきます。花園での全国大会が終わったら、約半年ぶりの帰省で、それもまた楽しみの一つです。今まで僕は、帰省期間中は殆ど勉強しなかったので、今回の帰省は、受験まで残り一年を切ったという意識で毎日しっかりと勉強します。

このブログの人気の投稿