高二寮生日誌


二月三日

すっかり冬景色になった函館であるが、最近の私達と言えば、テスト休みや卒業式などの行事があることによって、日程がバラバラです。

今日はスキーに行って来ました。内進生十五人と多すぎる人数で、しかし、慣れていない自分は何とスノボーに挑戦するという過酷なことに挑みました。スノボーでは両足固定の為、転んだら体ごと全部飛んでいきました。しかし、その転んで転んでを繰り返すことで、最後にはおぼつかないですが、いい走りができたと思います。

冬に日本にNBA選手が着たときに、ある女の子がフリースローを入れるという企画をやっていました。その女の子は何回も外し、恥ずかしくてその場から逃げようとしたのですが、そのNBA選手はその子を止めてこう言いました。「シュートが百パーセント入るわけじゃない。シュートが入るようになるまで打ち続けるんだ」

この言葉に感動しました。だから、どんな苦しいことがあっても挑み続けたいと思っています。

 

二月五日

サムい!! 鼻水が出る。オホーツク出身の私からしてみれば、道南はもっと暖かくていいはずだ。なのに、どうしてこんなにも寒いのであろう。函館の港にもクリオネを連れた流氷がそろそろきてもいい頃だ。

どうも北海道人は寒さに強いと思われていて、寒がっている私を見て「ウソだろ!!」とか「服をぬげ」と友人は言う。寒がりに出身地は関係ないのだ。

そもそも北海道は勘違いされがちのようだ。良くある話で道外の旅行者は一日で函館、札幌、旭川を巡ろうとする。ムリだ。二日あってもまともに観光ができないだろう。地図帳で縮尺を比べて欲しい。

また、これも感覚が違うからだが、あそこからここまで三十分と言われると非常に近く感じてしまう。道民(特に田舎だと)は車がないと生活ができていない。私の家もそうだが、大人一人に付き車一台が常識だ。街と街同士が遠いため、どうしても必要になってしまう。

だから、子供には厳しいのだ。大人の力がなければ、自分の街だけで解決せねばならず、遊び場所が限られてくる。ボウリングとカラオケしかないせいでボウリングのスコアが二百を超えた。カラオケは一向に上達しないが。

 

 

二月七日

明後日は雪中運動会で毎年行われる可能性が低いけれども、今年は開催できるだろうということで、初めての雪中運動会でとても楽しみにしています。種目は棒倒し、ソリリレー、騎馬戦、綱引きの四種目です。しかし、棒倒しは毎回救急車で運ばれていく人がいるらしく、中には骨折する人もいると聞いたので、誰かが怪我をしてしまうのではと心配です。

また、自分は当日開催側として、競技中の監視、指導を行う予定なので、しっかりと自分の責務をこなせるように、全力を尽くしたいです。

そして、誰もが楽しかったと思い、一人一人の思い出となるような良い雪中運動会なればいいないと思っています。

また、その次の日はクラス旅行があるので、そのためにも運動会では絶対に怪我をしないようにしたいです。

 

二月十六日

新しい生活が始まった。環境が今までとは全く違って驚きが隠せない。昨年の部屋はとても素晴らしかったが、新しい出会いや環境を求めて今回メンバーが変わった。

始まってまだ、数日しか経っていないが、勉強量が劇的に増えた。これまでにないほどである。ようやく少し受験までの時間の少なさに危機感を覚えている。自分には、とにかく時間がない。模試も増えてきた。明日も朝から午後まで続く。今回の模試でできなかった所をしっかり復習して次回できるようにしたい。

また、二週間後には学年末テストが待っている。まだ、全く対策をしていないのだが、毎日コツコツやっていきたい。副教材も入ってくるので早めに対策したい。スキマ時間を使って有効に時間を過ごしていきたい。最後に高三の目標を書きたい。
 一、早い内に勉強を習慣づける。

二、早起きできるようにする

三、部活を真剣にやる。

四、テストや模試で良い点数を取る。
 
  五、大学に現役合格する。

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