2018年6月5日火曜日

内進高1寮生日誌


◎五月二十四日

 気温が上がってきて暖かい日が多くなってきた。夜寝る時は、ちょうど良いが、朝起きたら大抵部屋の中が暑い。高校生活ともなれば、一週間がけっこう疲れる。たまに週末の自分の部活がオフで休みたいと思っても、部屋員は部活で朝からバタバタ忙しそうなときは、自分だけ寝ていることに気が引ける。結局起きて無駄な一日を過ごすことになる。なので、どうにかして休日を上手く使いたい。そこで、その日のうちに“やりたいこと”と“やるべきこと”を紙に書くようにしようと思う。前日の夜に書いて、寝るときに、まずその日を振り返り、次に日の予定を思い出して何時に何をするかある程度決めてから寝る。そうすれば、きっと有意義な生活を送ることができるはず。早速今週から実行していこうと思う。勉強面では、公欠した分、授業を受けていないので、何とかして抜けた部分を埋めていきたい。また、模試のための勉強を進めていきたい。第一中間は、終わったが、第二中間前だと思って取り組んでいこうと思う。

 

◎五月二十六日

 土曜日の朝、「今日は四時間授業だ、うひょ~」とテンションが上がる寮生は多かろう。しかし、その喜びは儚いものであり、夜の九時半くらいになると勉強を全くやっていないという事実を突き付けられ「何やっているんだろう、オレ・・・」とツっこみを関西のお笑い芸人のごとく言える人は日々きちんと勉学に励んでいる数少ない寮生の鏡か、はたまた絶賛自己嫌悪中の僕ですら心配になるほど、ある意味寮生活を謳歌している人のどちらかだろう。
 さらに明日は日曜。この日はこの日で「今日は一日自由だ、うひょー」と残念ながらテンションが上がってしまう。内進寮生にとって函館は四年目。高校寮に対する慣れ、自転車という新たなツール、四年間で培われた函館の土地勘、そしてフットワークの軽さ。もはや日曜日の外出は定石だろう。そして一日中遊んだ後の十九時時五十五分の義務自習開始のチャイムが鳴るころには「ヤバい勉強していない」と思うのである。しかも、この一連の動作は二、三日過ぎると忘れてしまう。つまり毎週同じ失敗を繰り返してしまうのである。これを二、三年、いや一年でも一ヶ月でも続けたら、けっこう恐いのである。我々は、大学受験を控えていることを少しは認識しなければならない。
 寮生活は女がいない時点で灰色の青春(そういう意味)を送ることは決定しているので、灰色なら灰色なりに少しは勉学に励みたい。

 

◎五月二十九日

 部活の高校三年生が引退した。今日は高校三年生が引退してから初めての練習だった。僕は中学二年生が終わる頃、今の部活に入部した。アッという間に中体連となり、まだまだ拙い僕を顧問の先生は長い時間試合に出してくださったが、目立った活躍が出来ないまま三点差をつけられて試合は終わってしまった。情けなくて仕様がなくて高校の練習にその日から参加した。高校の練習は、中学と比べてなかなか大変だったが、先輩方はそんな僕らを優しく励ましてくださったり、時には厳しく指導してくださることもあった。果たして僕は、情けない思いをして新しい目標に向けて努力することを決めた頃から、こうやって指導して下さる先輩方が居なくなった今、この半年間で満足できるほど上手になれたのだろうか。いや、そうではないだろう。それなりには練習をしていたが、上手になろうという心持ちが足りなかったと思う。今年はゲームに出る時間が増えていくと感じた。もっと練習して技量を上げていきたい。

 

◎六月四日

 明日は速歩だ。速く歩くという意味だが、ラ・サールではトップ三十以内を狙う人がいるため、走る人がほとんどだ。僕たちは昨年中三でありながら、約二十kmを走りました(僕は)。ハッキリ言って一年の中で一番辛いものかもしれません。でも、人生の中で速歩を考えてみれば、こんなに楽なものはありません。ですが、そう言っても現在はとても辛いものなのです。
 次の第二中間まで一ヶ月くらいだ。勉強とは「毎日の積み重ね」である。そう考えると義務自習中に寝るなどとは「ありえない」ことである。僕は人生を「百」と考えている。そう考えると高校生活は「十」ぐらいにしかならないのだ。だが、しかし「十」の中には数え切れないぐらいの思い出や辛さがある。だが今頑張って、その思い出を振り返ってみると「昔の俺はバカだなぁ」と思ってしまいます。そんな思い出も何でできるかと言うと「頑張り」があるからだと僕は思います。だが、毎日頑張っていると、絶対に疲れがでます。そういう時はしっかり疲れを取り、次に向けてまた努力すればいいと思います。そして絶対にそこでネガティブ思考になってはいけません。理由は「自分を責めても何も生まれない」からです。自分のことを、あ~だ、こ~だ言っている間に手を動かせば、何か新しい考えが生まれるかもしれません。だから絶対に希望だけは捨ててはいけないと思いました。