高校一年 寮生日誌

 ２月２１日（金）

　四人部屋に移動してから初のテストが日に日に近づいている。だんだんと迫ってくるテストに、何の術もなければ、赤点春の追試コースが確定してしまう。それを回避するために、自分はできるだけ効率よく勉強するようにしている。でも、どんなに効率よくやろうとしてもうまくいかない物もある。英語、古文、物理だ。この三教科だけは、どんなに頑張っても一向に勉強出来ている気がしない。なぜだろうか。やはり積み重ねだろうか。本当によく分からない。さて、ここまでテストが近いことを書いてきたが、テストの近づきは、高校一年生の終わりの近づきでもある。この高校生活一年目を振り返ってみると、本当にいろんなことがあった。中学よりも圧倒的なすごさを見せる学園祭。寮生宅生の仲が深まったであろうスポ大。なんかもう、色々すごかった雪中運動会など、行事だけでも本当に多くの思い出が鮮明によみがえる。来年からは高入生も内進生も、理系、文系、特進の三つに分かれる。どんなクラスになっても、最終的に良かったと言えるようなクラスになるよう自分も全力を出したい。だからこそ、今回のテストに全力で取り組みたいなと思った。