高2寮生日誌より☆(7/14)☆
□ 七月十三日(木)
明後日は学園祭である。うちのクラスでは映像作品(ホラー系)とお化け屋敷をやる。僕はお化け屋敷の担当である。吹奏楽局も発表がある。忙しい。吹奏楽局は今月二十九日(土)がコンクールの本番である。何とかせねば。
七月の十日と十一日に日本最大規模の競走馬のセレクトセールがあった。十日に一歳馬(数え年なら二歳)、十一日が当歳馬であった。
今年の最高額は上場ナンバー三六〇のコンヴィクションⅡの二〇二三(牡、黒鹿毛、父コントレイル)で、5億2千万円、購買者はノーズヒルズであった。
コントレイル産駒は今年の当歳が最初の世代であるが、産駒は総じて高値で取引されたコントレイルは初年度から種付け料が千二百万円に設定されていて、やはりディープインパクトの後継としても期待されているのであろう。
しかし、セレクトセールなんてものに行けるお金持ち達が羨ましい。ああ、いい駒が欲しい。
□ 七月十三日(木)
学園祭前ではあるが、特に書くネタがないので、最近というか、今年に入ってから一番ハマっている漫画について書こうと思う。
題名: 『ご注文はうさぎですか?』
著者: Kоi
あらすじ: 異国情緒ある喫茶店で住み込みながら学校に通うココアが、喫茶店や学校の仲間たちと、もふもふライフをレッツ・エンジョイ…!?(連載誌より)
ハマった理由: とにかくキャラが可愛かったから。自分は『煙と密』という漫画を持っているが、その作者さんの描かれる女の子とはまた違った可愛さがあった。というか、巻数を重ねるにつれてどんどんハマってしまう。しかし、登場人物の成長や新たな出会いなど、群像劇としての側面も魅力の一つである。
といった感じにハマりにハマって東京の特別展に行ってしまう程、私はこの作品が大好きである。惜しむらくは連載誌が月刊で、一年と一ヶ月に一巻というペースでしか単行本が販売されない事である(そんなの関係ないけど…)。
□ 七月十三日(木)
学園祭が近くなり、半日授業となることで、段々と学園祭ムードになっていくのを感じ
ます。テストの成績でそれどころじゃない人もいるそうですが、D組にはほとんどいない
ようなので準備に十分な時間を充てられるのではないでしょうか…。
学園祭が終わったら、夏休みが目前に迫ってきます。私の夏休みはオープンキャンパス
に行くことと、竿燈まつりを観に行くことが大きなイベントになっています。
オープンキャンパスでは、東京・神奈川で開催される大学に行きます。普段体験できな
い事を思い切り体得してきます。
竿燈まつりは、今年から完全にコロナ前と同様の制限の無い開催になるので、多くの観
光客で賑わいそうです。私も地元の友人と、また、その友人と親睦を深める機会といsた
いと思います。
一ケ月弱の休暇ではありますが、寮、そして函館から離れる事になるのは寂しいです。
勉強する時や疲れた時によく行った喫茶店やロングウォークのように様々な人と交流でき
る店、全てが私がいない盛夏でも変わらずに続いていくという現実に儚さを感じずにはい
られません。
「受験」を意識してしまうと、その中に必ず「卒業」と「卒寮」の二文字がどうしても
脳裏に浮かんでしまいます。その度に高校生としていられる期間を数えては淋しさに包まれてしまい、為す術が無いです。
この学園から巣立つ時、思い残すことの無いように日々の生活や行事を全力で取り組んでいきたいです。