高校三年寮 寮生日誌(10月4日)

 10月4日(火)

 月日は百代の過客にして、行きかう年もまた旅人ですが、はたと気付けば共通テストまで残るは100日かそこらのようで。この寮生日誌が書けるのも、あと数回しかないことを思うと、今のうちに書いておかねばならない。そんな気にさせられます。何のハナシかって?勿論「ヒミツの寮トリビア」ですよ。

 第五回としてお送りしますのは、全寮生の胃袋のふるさと「寮食堂」。一度入寮した人間は必ずこの場で食欲を満たし、二度とその味を忘れないことはなく、卒寮してからは、その存在の有難さにほとんどの寮生が涙する・・・。これから入学入寮を考えている諸君は舌の上での妄想を、経験者の皆様はフラッシュバックの覚悟をお願いします。

 寮食堂は、前回ご紹介申し上げました「お風呂」と同じ建物に位置しています。食事は毎日朝・昼・晩の必ず3回提供されます。すなわち、長期休暇以外は年中(ほぼ)無休なのです(毎日大変有難う御座います!)。学食とは異なり、食券を用いず皆で同じメニューを食べます。COVID-19以前は全席自由席。指定席はなかったそうです。現在は、学年毎に席が指定され、ソーシャルディスタンスを確保して食事を摂っています。本寮HPに掲載の写真をご参照ください。

 この食堂の素晴らしさをいくつかご紹介。①「毎日提供」。ちゃんと三食食べれるってイイネ!②「アレルギー対応」。そばアレルギーの僕でも安心。代替食がちゃんと出ます。③「工夫次第でさらに美味しく!」場合によっては好みに合わない味の時があるかもしれません。でも大丈夫。備品の醤油や牛乳をうまく調合したり、卵をかけずに卵にかけたりすればアラ不思議!とても味わい深くなります。こういうときも頭を使わせるとは、流石はラ・サール。

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