高校三年寮 寮生日誌(10月24日)

 1024日(月)

 夜の11時。それは義務自習が終了する時間。高三となった今は、もう「義務自習」はないけれど、長年の生活習慣と受験生という意識とが、僕たちを自ずと机に向かわせる。そうして11時を廻るとき、寮生たちは机から離れるや否や、どこかへ動き出す。しばらくすると、廊下には何やら美味しそうないい香りが充満している。これは、一体…?

 食欲の秋も後半に突入しました。食欲以外の秋はどうしたのかって?いえいえ「秋」即ち「食欲」ですので、それ以外など存在しません(異論は受け付けておりません)。今回の「ヒミツの寮トリビア」では、食欲をテーマに「深夜に漂う夜食の香」をお送り致します。

 本寮には、各階に一箇所「調理場」なる場所があります。流し場やIHヒーター、レンジやオーブン、そして電気ポットが設置されており、カップ麺など軽食から、果てはちょっとしたステーキまで様々なゴハンを作る創造と食欲の場です。流し場は毎日清潔な状態で利用出来ます(清掃頂き誠に有難うございます!)。

 では、トリビアをいくつか。①「調理器具は備えていません」。調味料も同様です。ものによりますが、基本は持参になります。②「夜食」。冒頭の「香り」はこの夜食によるものでした。歯磨きしている時のこの香りは飯テロというものです。テロリストめ。許すまじ。③「没収」。日が替わってからの利用は禁止ですが、その昔「目玉焼き」と「ベーコン」を作って没収された可哀そうな人がいたとか…。メニューがまるで日曜の昼ゴハン。もっと昔は、夜食用の「ハムカツ弁当」が寮売店で売られていたとか。名物だったと聞くので、将来の復活を切に願います。

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