高3寮生日誌


◎四月十二日

 今日は、新年度になって最初の寮生日誌の日であると共に実力テストの一日目でもあった。私は国立文系コースなので、今日は国語、英語、数学、明日は理科、社会である。
 年度が変わり、学年も変わり、毎日の授業や予習・復習のレベルも上がってきた。その上、昨年からの意識はしていたが、私達は受験生なのである。レベルが一段と高くなった日々の学習に加え、センター試験、大学入試に向けた勉強の毎日はとても辛いながらも充実した日々になっている。さらに、勉強だけでなく、生活面の上手くやっていかなければならない。最高学年である高校三年生になった今では部活、委員会でも下級生の上に立ち、手本になっていかなければならない。 高校三年生になって数日しか過ごしていないが、この数日だけで昨年の先輩方の強さ、かっこよさが身に染みて分かる。後輩にもそう思ってもらえるよう日々努力していきたい。


 

◎四月十四日

 高三での寮生活は、きっとアッという間なのだろうな~と日々考えています。来年の今頃は、同志社大学の文化情報学部に通っていたいと強く考えるようになりました。将来は、某企業の宣伝広告か製品開発などの分野で働きたいと考えています。これからきっと上手くいかないことは多々あると思います。きっと自分が思い描いているような未来にはならない可能性があることも承知しています。自分自身まだまだ人間として成長できていないので、これからの生活は少しでも人間として自立できるように心掛けたいと考えています。
 中学一年生の時に寮に来て、気付いたらもう高校三年生でした。今になって色々な後悔があります。この後悔とどのように向き合っていけば良いのでしょうか?自分にはさっぱり理解できません。その後悔は、本当に取り返しの付かないものから、まだ何とかなりそうなものもあります。最近は普段生活してて幸福三割、苦が七割といった感じで何かとてつもなくしんどいです。高三は、こんなもんなんでしょうか。今ではちょっと前までいた先輩方に自分はどれだけ頼っていたかが分かりました。先輩方がいなくなったことで、色々不自由になり、面白さも減りました。寂しいです。

 

◎四月十七日

 高校三年生として寮生活を始め、早くも三週間が経ちました。新しく高校一年生として内部進学生が高校一年生の四人部屋に移動、そして外部進学生が大部屋に入寮してきました。先週末には、新入生歓迎会が開かれ、ラグビー部の余興もあり、とても楽しかったです。今年は最高学年なので、勉強にも部活にも集中して頑張り、後輩にも残せることは残しながら生活していきたいと思っています。さて、早速ですが、僕の部活は、来週の月曜日に函館地区の春季大会があります。受験の始まりの大事な時期、それもその日には数学が二時間も入っているのです。周りから遅れないように、その大会の後日に他の人からノートを借りて復習をしようと思いますが、その遅れてしまっている時間を無駄にしないように良い成績を出せるように頑張ろうと思います。あと二週間でゴールデンウィーク、さらにその一週間後には模試があるので、勉強も頑張っていきます。

 

◎四月十八日

 高校三年生になって、早くも一ヶ月になろうとしています。今の自分は、三年生としての生活を送れているだろうか。勉強に、もっと真剣に向き合えているだろうか。受験生として相応しい日々を送れているだろうか。疑問が疑問を呼び、毎日が不安になることもあります。ただ、三年生というのは、そういうプレッシャーと共に生活しなければいけないのだと思う。今週末は、サッカー部として春季大会という大事な試合があります。負けても引退ではありませんが、次の大会のシードを決める大切な試合です。三年生になると、どんな一日もプレッシャーが伴います。高校最後のという言葉と共に、その一日は終わっていくのです。 僕は人生が嫌いです。ゲームと違って自分がレベルアップしているのかどうかが後から分かるからです。ゲームは装備をすればレベルアップしたのが一目で分かるけど、いくら勉強したところで、どれくらい頭に入ったかは、すぐには分かりません。でも、努力をしなければ、レベルアップしないことは誰の目にも明らかです。レベルアップしているのか不安になりながらも毎日努力する。一見、無駄のような毎日ですが、成長しているのか分からないから、いわゆる“クソゲー”のようで、人生は楽しいのかもしれません。



 

◎四月二十一日

 受験生としての一年が始まっている。一日の長さが今までより、ものすごく早い気がする。二年前のこの時期は、まだ寮生活を始めたばかりで一日一日がものすごく長い時間に感じ「三年間ってどんだけ長いんだ」と思っていた。でも気が付くともう三年生で卒業までは一年もない。中学生のとき、先生や親から高校の三年間なんてアッという間だと言われていたが、正にその通りだと今となっては思う。学校のクラスは、冬休み明けは全員揃うことはないので、実質八ヶ月ほどしかない。部活は二ヶ月ほどしかない。ここから行事は何でも最後になっていく。一つ一つ全力で取り組んで悔いのないようにやっていきたい。そして来春に大学生になっていられるように勉強に全力を注いでいきたい。

 

◎四月二十五日

 最近、自分の中で高三生としての自覚が出てきた。授業の難易度は格段に上がり、模試の日程はカレンダーを埋め、先生方と受験について話すことも増えたため切実に感じる。部活動に関して言えば、二つの部活とバンドのヴォーカルの助っ人をしているためか四月は心身共にかなり酷使した形となり、とても忙しかった。朝のHRの三十~四十分前に登校して自習をし、昼休みはヴォーカルをして、放課後は走ったり、合唱に行ったりして、夕食を済ませたら塾に行く、という一つの生活リズムが今年度から始まった。中々充実しているという反面、心に余裕を持てなくなるときも多々あるため、最近はより自分と対話する機会が増えた気がする。今年のGWは期間が長いので、センター対策または定期テスト対策を重点的に行いたい。定期テストでは文系一位、センター模試では得意科目八割と苦手科目も底上げを図り、自分の力をさらに高めていくつもりです。自分にかかる重圧や期待を全て抱いて磨き、他の誰よりも輝ければよいと思う。五十八期の仲間と共に実りある一年を創り上げたい。

 

◎四月二十七日

 今日は三時間授業だった。部屋員が大会に行っていた。高校生の終わりが近付いているのを感じてしまう。六年間ずっと同じ空間にいる。それはもう日常なのではないだろうか。その日常が終わる日が来るとなると、とても切ない気持ちになってくる。 GW明けには全統マーク模試がある。その為に寮に残ったという人も少なくないだろう。今の時期、皆の目が受験に向き始めた。先輩方は「もっと前から勉強しておけば良かった」と言っていたが、それはどんな人間でもいつかは言わなくてはいけない言葉のようだ。最近ようやく自分の意思のベクトルが勉強に向かってきました。そして読書も始めた。薄い新書から読んでいる。というのも高三になって国語の特講を受講しているのだが、自分の知識不足を痛感させられた。今から何が変わるか分からないが、自分が今できることを精一杯やっていきたい。



 

◎四月二十八日

 昔から「夏は受験の天王山」という言葉があります。この中に出てくる天王山とは、本能寺の変の後、明智光秀と羽柴秀吉が争った山崎の戦いの舞台となった場所で、この戦いに勝利した秀吉が天下を取ったことから勝敗を決する重大な時や場面のことを表します。
 それに対して「天下分け目の夏休み」という言葉もあります。この言葉の中の「天下分け目」とは、関ケ原の戦いのことを指しています。
 この二つの言葉は同じ意味ですが、よく考えてみると元となる言葉には大きな違いがあります。前者は秀吉が勝ち、後者は秀吉の後継者ではなく、徳川家康が勝利しています。つまり結果が逆転しているのです。という事は、「天王山」という言葉には、まだ逆転の機会があるが、「天下分け目」という言葉にはひっくり返すことができないように感じます。
 ここで一つ疑問が湧きました。夏休みという大きな休みにこのような異称がついていますが、なぜGWには付いていないのでしょうか。ということで「天王山」よりも古く、かつ日本の歴史における重大な場所の名称から探しました。これからGWは「受験の桶狭間」と(勝手に)呼んでいきたいと思います(笑)。

 

◎四月二十八日

 GWに入りました。高三になってから、アッという間に一ヶ月が経ってしまった。担任の先生も言っていたが、このまま高三の一年はアッという間に終わるので、日々大切にしていかなければならない。今のところ、来年の四月に志望大学にいることは全く想像できないが、諦めるのはまだ早いので、日々コツコツ努力を重ねていきたい。
 春休みに親に「最近感謝の言葉がよく出てくるようになった」と言われた。親への感謝は、最近よく感じるので、少し意識していたところはあったが、少しは精神的に成長できたのではないかと思う。中学校一年生で入学・入寮してアッという間に六年目だ。この最後の一年も様々な人への感謝の気持ちを忘れずに生活していきたい。

 

◎四月三十日

 平成から令和へ。その平成最後の寮生日誌のトリを務めさせていただくことになり、とても光栄に思います。昭和は約六十四年間続いたのに比べ、平成は三十年と短いような気がしますが、昭和生まれじゃないので、よく分かりません。今は「えっ、昭和生まれ?おばさん、おじさんじゃん」みたいな感じですが、そのうち平成生まれの人も令和生まれの人にそんな風に見られ思われるのかと思うと時代の流れに負い目を感じてしまう十七の夜です。盗んだバイクで走り出す。行く先も分からないまま~っと、これは十五の夜です。おそらくこれが私の平成最後のつまらないジョークです。令和には持っていけないようなジョークです。いやはや、時代の流れとは怖いものですね~

 

◎五月一日

 今日から「令和」が始まった。特に変わる事はないが、新しい時代の始まりという事でヤル気に満ち溢れている人も多いだろうと思う。 今年は、例年にないくらいに長いGWだが、遠征が去年よりも短く、もう少し試合をしたかったという印象である。やはり赤点者も含めて全員で試合をすると楽しいものであった。早く怪我人も含めてフルメンバーで試合をしたいと思う。夏の選抜大会には全員で試合をしたいので、頑張ろうと思う。模試もこのGWにあるが、勉強にあまり取り組めていないので、できる限りの準備をしていこうと思う。
 明後日は立命館が来て試合をします。まず疲れも溜まっているので、休養をしっかり取り、北上遠征の反省点を修正できるような締まった試合にしたいと思う。


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