高2寮生日誌より(5/22~5/28)
□ 五月二十二日(金)
書くことが思い付かないので、三年前の話でも書こうかと思います。昨日、五月二十一日(木)は非常に思い入れの深い日です。現在の僕の礎となる長距離徒歩を最初に行ったからです。
朝の七時半頃に中学寮を出発し、午前十時には旧戸井町域に入り、今は無き九一C系統釜谷行きのバスに抜かされつつ、昼前には寮から一九.四キロメートル離れた旧戸井線アーチ橋に到着しました。周りには何もなく、今年の四月二十六日(日)に再訪した時も「よくこんな所を目的地にしたものだな」と思ってしまいました。
そして、帰り際に事件は起こりました。トイレに行きたくなって、近くのコンビニを通行人に尋ねると、「徒歩十分くらい」と言われました。十分歩いてもコンビニが見えなかったので不安になり、次に入った場所が戸井西駐在所でした。山の中にある駐在所に中二の男子が突然入って来て、コンビニの場所を尋ねると、確実に地元の人ではないと判断されたのか、警察の方は「どこから来たのか?」と僕に聞きました。
そこで、正直に答えてしまったのです。すると、寮に警察から電話がいき、一時間半後にY先生がやって来て、頭を下げながら僕を引き取っていきました。帰りの車の中は終始無言でした。
□ 五月二十二日(金)
今日は朝から二限連続で数学でした。今の数学の単元は指数関数を扱っていて、最近logを習いました。指数関数の計算は少し因数分解や二次関数と似ている所があり、この二つは苦手なので多分、指数関数も苦手単元になるのではないかと思っています。
三限は体育で、半面バスケ、半面サッカーで体育館を使っていました。旧体育館ではなく、新体育館での授業で準備体操の後はキャットウォークを五周しました。このキャットウォーク五周は初めてだったので、少し驚きました。
四限目は物理の授業がありました。今回の授業を担当したのは教育実習生の先生でした。普段はW先生に習っているのですが、いつもと違う先生に授業されるのは新鮮でした。
昼食後は英語、その後は情報、七限目の化学で今日の授業は全て終わりました。いつもの登校日と比べて少し楽な授業日程だったと思います。
□ 五月二十二日(金)
ニュースを見ていたら、「日経平均株価が一時六万円を超える歴史的な高値を記録した」とう報道があり、とても驚いた。これまでは「株価」と言われても、どこか自分とは遠い世界の出来事の様に感じていたが、最高値を更新し続ける様子を目の当たりにすると、「私たちが生きる今の社会が大きな転換期にあるのだ」と強く実感させられる。
株価が上がる一方で、ニュースでは相次ぐ物価の上昇や日常での食品や日用品の値上がりは、普段の生活でも感じる事が多く、「景気が良い」という報道と、実際の生活感覚との間には少しギャップがある様にも思える。
しかし、これから数年後には自分も社会に出て、自立して生きていく事になる。そう考えると、今の内からこうした経済の動きに目を向け、お金や社会の仕組みについて学んでおく事は、決して無駄にはならないはずだ。
ただ「ニュ-スの中の出来事」として聞き流すのではなく、自分の将来やこれからの生活にどう繋がっていくのか、当事者意識を持って社気の動向を注視していきたい。
□ 五月二十二日(金)
今日は五月二十二日金曜日です。以下は、「サクラダの問い」の引用です。
神様がある青年に呪いをかけました。それは泣いている人を見ると、全身に激痛が走る呪いです。
その呪いにかかった青年は、泣いている人全てに手を差し伸べた。その後、神様は青年をコピーして偽物をつくった。本物の青年と同じ様に行動して意志が無いコピー、偽物も本物の青年と同じ様に、泣いている人全てに手を指し伸べた。
神様は青年と偽物にそれぞれ名前を付けた。一方は善、もう一方は偽善。どちらが善で、どちらが偽善であるか?
普通に考えたら、偽物が善で、本物が偽善。本物は自分のために行動して人を助ける。だから、偽善だと分かる。偽物には感情が無く、自分のための行為じゃないので、純粋な偽善だと分かる。※ 以上、引用
自分が思うに、これは、視点の違いによって考え方が変わると思う。青年と偽善の背景
を知っていて、救われたなら明快だが、知らなければ「何が目的?」「何を隠している?」とどちらも偽善者だと疑われるだろう。
全ての背景を知る、全ての真実を知る事ができなければ、政界で純粋な善と偽善を見分ける事は不可能だと思う。
だから、私は真実を知りたい。全ての脳が意思疎通を共通にする事ができたなら、自然現象として起こる理不尽な事以外の不合理な事は起きないだろう。
□ 五月二十四日(日)
今日は日曜日だったのですが、OBとの試合が重なり、今日は休日出勤となりました。最近のラグビー部はオフがとても少ないので、僕的にはけっこう体的にしんどかったのですが、今回の試合はけっこう楽しみにしていました。
様々な代のOBが来てくれて、色々な話や、試合ではもちろん、試合以外での交流もありました。結果は一七対一〇でOBに軍配が上がりました。悔しいと感じたと同時に、「こういう人たちが花園に行くのだ」と感じました。今回が花園予選ではなくて本当に安心しました。試合が終わり、雨だったので、すぐに寮に戻りました。
ちなみに去年のOB戦も雨の中でやっていました。去年はスタメンにはなれず、OB側のチームに回されていました。しかし、今回は現役チームの方で出場できたのは、「本当に成長したな」と感じました。
寒かったので、試合後すぐに風呂に入り、そのまま部屋に戻り寝ようと思っていましたが、寝られなかったので、前期中間テストも近付いていることもあり、勉強しました。そして、少し先輩と遊んで、ご飯を食べました。
もう少しで中間テストです。部に迷惑を掛けないためにも絶対に赤点を取らない様に頑張ります。
□ 五月二十五日(月)
テストまで三週間を切った。さぁ、どうする? 何をすればいい? 赤点を取らない? 平均点以上を取る? いや違うだろう。この期間で、どの様に時間を効率的に利用し、努力するのが肝だろう。努力の結果が点数に反映されるのであって、努力をした者が勝ちだろう。
だがしかし、世の中には才能というものもある。努力をしなくても点数を取る者もいる。僕は、才能は乏しいため、努力をしないといけない立場である。それでは、どの様に時間を使うのか? 僕なりの考えを書こうと思う。
テスト一週間前からは放課後に図書室でいわゆる三教科以外の理社系の科目に取り組み、義務自習は数学、古典、英語を中心に取り組む。また、二十五時まで起き、暗記学習も行う。テスト五日前からは朝五時に起床し、数学、物理系の計算問題に取り組む。これが、僕のテスト前のルーティーンだ。
これらを完璧にこなせたら凄いが、どうせ無理なスケジュールを組むので、心掛けるのは決められたページが終わって時間があるなら、時間まで取り組むこと。
今回もしっかりテスト対策をし、いつもどおり落ち着いて取り組もうと思う。
□ 五月二十八日(木)
既に定期テストまで二週間を切った今、多くの事に気を取られてままならない。今後いくつかのイベントがあるせいだ。速歩、定期テスト、ワンゲルの全道大会、そして、六月十二日公開の『Michael』。これらに気が分散しまくって、期待とストレスとストレスとストレスが交代しながら、意識を支配し続けている。一つのイベントが終わると次のイベントが来てしまう。数週間前などは、『Michael』の事で頭がいっぱいだったのに、今は嫌な事が九割五分占めている。
今はとにかく『Michael』を楽しみに定期おテストを乗り切る事が最優先だ。幸い、親が保護者会よりも小網神社大祭を選んだせいで、今度の土日を勉強に当てる事が出来てしまう。ここは複雑な気持ちをぐっと飲み込み、闘志を燃やしてテスト対策をしようと思う。
とまあ、嫌な事ばかり書いてもあれだから、『Michael』について少しだけ語ろうと思う。この映画について知っている人も多いと思う。アメリカでは既に公開されていて大熱狂。あの『Bohemian Rhapsody』を越えた完成度らしく、出演はマイケルの甥、ジャファー・ジャクソンが務める事で、彼の努力も相まって、「シンクロ率一〇〇パーセント」とまで言われている。
作品は、ジャクソンファイブ結成から始まり、マイケルの栄光とその影に潜む苦悩を最大限に描きながら、その圧倒的なまでの人生を魅せてくれる事だろう。僕自身見たいエピソードが多過ぎて、どこまで見せてくれるのか期待が高まるばかりである。
個人的にめっちゃ見たいのは、「Beat it」、「They Don’t Care About U」の裏側、作詞・作曲方法、人間関係、そして、「二分間」。これらは外せない。正直、ペプシの広告の整形の事。フレディ・マーキュリーとの交流など、もっともっと見たいものは多いが、さすがに厳しいだろう。
適度な期待の下、最大限に楽しもうと思う。ぜひ、マイケルをこれから好きになる人は見て欲しい。
□ 五月二十八日(木)
高校二年生になって二ヶ月。定期テストまで残り二週間を切った。高校二年生になってから、教科担当の先生もかなり変わり、また、人によってそれぞれ受ける授業が異なるため、テストの形式や順位の決め方は、予想する事が難しい。今回のテストで注目すべき教科をいくつかピックアップしようと思う。
まず古典。おそらく敬語の種類や使い方について聞かれるだろうが、問題は授業で扱った文章をテストで使うか、或いは新しい文章を出してくるのかどうかだ。O先生なら出しかねない。どのような問題でも解ける様にしなければならない。
次に英語(アドバンスト)。この授業では何か一つの長文を扱うのではなく、二〇分ほどで解ける中長文(?)や文法などが書いてある問題集を解いているのであり、特に何かに重点を当てている訳ではないので、手当たり次第、勉強をするしか方法はない(おそらく)。
続いて論理国語。昨年まではO先生が担当していたが、今年はA組がD先生、B・C組がW先生で、クラスによって教員が異なる上、O先生とはテストの形式が全く違う。O先生のテストは暗記をすれば満点を取れるという保証があったが、今回は無い。
最後は情報。これに関しては、言うまでもなく、高二になってから初めての教科であるため、テストでどの様に聞いてくるのか分からない。
以上、これらの教科は確実に点を取り難い半面、点を取れれば一発逆転の可能性もあるので、今回も油断をせずに取り組みたい。