高校一年寮 寮生日誌(7月24日)

7月21日(火)
 夏休みまで残り二週間とあと少しとなりました。今年の夏休みは新型コロナウィルスの影響もあり、たった10日間しかありません。本当に短い期間ですが、しっかり休養に努めると同時に勉強も疎かにせず、早寝早起きを心がけた有意義な生活を送っていきたいです。しかし、ここに入学してからすでに一か月半も経った実感が湧きません。これは忙しい毎日の影響なのか、それとも仲間たちと楽しい日々を過ごし時間さえ忘れてしまったからなのか。けれども、ここでの生活が楽しいということは確かです。残り夏休みまでの数日間、今まで以上に豊かに過ごしていきたいです。さて、説諭時期もそろそろ終わりが近づいてきたかもしれません。全体説諭も今のところ誰も受けていません。しかし、ここで気を抜いてしまってはいけません。寮内の仲間たちとそれぞれ互いに確認しあい、真の「ノー説諭」にできないと説諭は終わらないからです。説諭時期が終わっても気を抜かず過ごしていきたいです。
 

7月24日(金)
 暑い。とにかく暑い。曇ったり雨が降ったりするとそこまで暑くないのだが、日差しがあると、いるだけで暑くなる。
 うるさい。とにかくうるさい。今僕が寮生日誌を必死に書いている横で小型扇風機も必死に動いているのだが、こいつがとにかくうるさい。電源をつけたが最後、集中できなくなるくらいうるさい。
 忙しい。とにかく忙しい。高校生になって学習内容が一気に難しくなった。そのため、毎日その日の授業の復習をしなければいけないのだ。一日でもサボったら次の日からだんだん分からなくなってくる。それに加えて部活動でも時々五稜郭近辺にある公共のコートで練習する日が高校生になってから設けられた。ただでさえ部活で疲れているのに、移動でも体力を使うようになるなんてたまったもんじゃない。
 速い。とにかく速い。6月の初めに寮に戻ったとき、夏休みまで2か月半近くあったはずだ。それが今日で2週間になっているではないか。勉強漬けの毎日だったので、授業内容以外で覚えていることはほとんどない。
 恐ろしい。とにかく恐ろしい。東京での新型コロナウィルス新規感染者が3桁から減る気配が全くない。それに比例してか、全国での新規感染者も増え続けてしまっている。23日からの4連休で外泊するために来た親から函館でも感染が再び始まらないか不安である。僕の家は東京にあるのだが、夏休みは東京に帰らず洞爺湖の近辺にある祖母の家を訪れることになった。今の状況であれば一番賢明な判断であろう。
 心配だ。とにかく心配だ。僕はこの文章の初めから「〇〇。とにかく〇〇。」という構文を使い続けている。決してふざけているわけではないのだが、怒られそうで心配だ。

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