1年 寮生日誌(6月20日)
今日も一日、授業が大変だった。部活もあるので忙しさは二倍となる。自分は時々勉強と他の事との両立について考える。自分は医学部に行きたいのだが、そのために様々な時間をけずって勉強しなければいけない。たまに「そんなにやらなくても医学部に行けた人はいる」とか「そんなに勉強ばかりだと医学部逆に落ちるよ」とか言ってくる人たちがいるが、そうではないのだ。「一日二時間勉強だけで東大に入れた奴がいる」とか「ずっと遊んでた人が医学部入ってた」とか。
そうやって医学部に入れた人よりも、入れなかった奴の方が圧倒的に多いと私は思う。失敗の原因はわかりきっている。数少ない成功例を見て、「自分もそれくらい手を抜いてもできる」と信じてしまったからだ。そんな天才を見て、凡才が「自分も努力せずにあそこまでいける」と信じたからだ。というか、そんな天才も皆の知らないところで努力している。あなたは河野玄斗と同じように弁護士と医師免許と公認会計士の資格を一気にとれるだろうか。あなたは室伏のようにりんごを一秒でつぶせるか。本人たちも知らないところで努力し、それが見えないだけなのだ。その事実だけを真に受けて努力せずにいるのはヤバいと思う。結局何が言いたいかというと、皆ガンバロ。