高校二年寮 寮生日誌(4月7日、12日、15日)


四月七日(日)

 

 新高一が入寮し、寮にも活気があふれ出てきた。

 僕らも高校二年生となり、希望と不安を抱えながらも学校生活に日々奮闘している。

 話は変わるが、最近逆立ちに嵌まっている。逆立ちといっても補助なしは流石の初心者にはできないので壁倒立であえて妥協している(普通にできない)。

 壁倒立を始めた理由は三つある。

 一つ目は某早稲田主席youtuberがモーニングルーティンとして取り組んでいたからだ。彼が言うことには頭に血が上り、勉強がはかどるそうで。そのことを友達に話すと、ありえないと疑うが、僕はすっかり信仰している。

 二つ目は長寿の秘訣みたいな特集で、一分間機会で逆さになっていることが長寿の秘訣ですと答えていたおばさんがいた。正直、化学的根拠はないが、良い効果があるように思えてやってしまいたくなる。

 三つ目は筋力増強のためだ。世に言う筋トレというやつだ。案外、壁倒立は一分もやれば腕立て伏せ百回よりもキツイ。

 寮教諭からしたら、床にドン!という音が鳴り、アウトなんじゃないの?と思うかもしれないが、答えはノーだ。なぜなら靴下を履いてやっているので、力をある程度吸収しているのだ。こんな周りに迷惑をかけず、コスパのいい壁倒立を僕はみなさんに推奨したい。
 

四月十二日(金)

 

 昨年の夏休み後の実力テストでは公欠で半分の教科は受けられず、勉強に集中する科目も限られていたため撃沈する科目も少なかったが、今回は違う。解きながら、春休み中の過ごし方について圧倒的な勉強不足を感じさせられた。

なかでも国語では常に苦手であることに加え、勉強不足が掛け合わさり、最悪の出来となってしまった。もっとも、帰寮してから勉強をしても間に合うかもしれないという甘い考えがそもそもの原因だったと思う。

四月になり、新しい高校二年生のスタートを切ったはずだが、どうも手応えのない毎日を送っているような気がする。高二になって新しいことも増えて、これからもっと忙しくなるのかと思うと不安しかない。

しかし、考えてみると高一の時は部活や勉強に明け暮れていたので、そんなに深く考えないで過ごしていたのだと思う。

明日、新入寮生歓迎会がある。

 自分はラグビー部であるから余興に出なければならない。ただ、実際問題として、切羽詰まっている状況だ。そのためかなり焦りを感じている。ただ一月の高三を送る会では何だかんだで成功したので、今回も上手くいくであろうと願うのみだ。

 

四月十五日(月)

 

 高校二年生としての生活が始まり、約二週間が経過した。

 先日、実力テストがあったが、あまり良い成績とは言えない。高校二年生になったので、苦手な教科は一つずつなくしていこうと思っている。その中でも英語と古典は頑張りたいと思います。

 次に体調管理についてです。

 まだ寒い日もあるので、服装はしっかりとしたい。ゴールデンウィークまでテストはないが、ゴールデンウィーク明けには前期第一中間テストがあります。

 ゴールデンウィークは十日間ほどあるので、その期間に少しでも準備をして、取り組んでいきたいと思います。

 次に寮生活についてですが、部屋の掃除を決めたりしないと、すぐに部屋が散らかってしまうので、気を付けたいと思います。そして四人部屋ですが、中学生の頃は大部屋で、多くの人達と共に生活をしていました。そのため煩わしさもあり、早く四人部屋になりたい、四人部屋ならきっと大部屋の時よりもプライベートもある程度は保障され、気持ち的にも楽な生活ができると思っていましたが、実際に生活をしてみると大部屋の方が生活がしやすいです。四人部屋だと、どうしても距離も近くなり、部屋員の嫌な部分が目立ちます。それも今まで見えなかった面が出てきたりするので、たまにぶつかります。実際、今のところ自分は四人部屋を運営するにあたり、あまり自信が無いです。でもそのようなことを含め、自分にある課題に対し、一つ一つ向き合い、解決していくことがとても大切なことだと思うので、しっかり向き合って、生活をしていきたいと思います。



 
 


 

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