高校一年 寮生日誌
4月15日(月)
さあ、今日もラーメン求めて六十五里。
今回は台湾ラーメンを食べたくなったので、発祥の地名古屋にて実際に食べてきました。というのも、私が春休みに大阪へ旅行に行った際、「道中、名古屋で昼飯を食おう」という天啓が下ったので、名古屋駅構内にある台湾ラーメンで有名な「味仙」という店にレッツラゴーして、長蛇の列の最後尾に並び、果てしない待ち時間の末、入店したわけです。
店内のお客さんは、楽しそうに食後の談話をする人や、一心不乱に台湾ラーメンを食べる人でたくさん。全体的に良い雰囲気だ。席に着いたら早速台湾ラーメンを注文しよう。さあここで解説。そもそも台湾ラーメンって何?と思った方、細かい説明はGoogleに聞いてもらえばいいので、ざっと説明しますと。台湾ラーメンとは、台湾ではなく日本の名古屋出身の料理で、スープと麺の上に大量のひき肉と唐辛子、そしてニラと魚粉(?)の入った辛くて旨いラーメンです。ラーメン、まぜそばなどで台湾の付いた名前は100%コレの系列です。
今回私が頼んだのは「台湾ラーメン」940円です。意外と早く来たので写真をパパっと撮って、いざ実食。まずはスープから。唐辛子のさわやかな風味に、何よりその旨味の強さ。しかし、味の主張が強いという訳ではなく、出汁のような感覚で魚介とひき肉のうまみが舌にしっかりと伝わってくる。そして、少し短く歯切れのよいストレートの細麵に、肉とスープがかみ合いそこに唐辛子特有の体に直接くる辛さも加わり、箸が止まらない。ラーメンの器は見た目こそ小さいが、中には具材がぎっちり詰まっており、意外とボリューミー。そして、麺を食べ終わった時には、スープもほとんど残っておらず、最後は穴のあいたレンゲのようなもので底に溜まったひき肉と残りのスープを頂いて完食。ボリュームもあって腹も満たされはずなのに、体感は食べたのは一瞬でまだいけそるような気がした。数年前に流行った理由を知れた気がする。「味仙」は他にも手羽先(うまかった)などの豊富なメニューがあるが、初めは絶対台湾ラーメンを食べるべきである。この後、大阪旅行の終わりに京都まで足を延ばし、四条なんちゃら駅前にある「おめん」といううどん屋で我々はこの世の物とは思えないほど美味しいうどんを食べるのだが、それはまた別のお話。
ということで、名古屋出張編。読んでくれた方、ありがとございました。