高二寮生日誌(2月17日)

 2月14日

 先日、部屋移動がありました。場所自体は、そのまま真下の部屋に降りるだけなのですが、なんせ運ばなければいけないものが多いのなんの…。服や教科書が意外と多かったので大変でした。

 生涯で何十回と引っ越しした絵師が江戸時代にいたそうですが、とてもそんなことはできません。なんでも「家が散らかって片付けるのが面倒だから」という理由だったそうです。

 さて、部屋移動があったということは学年が上がるという訳ですね。何か二年生はあっという間に終わってしまった感じがあります。さて、先程「学年が上がる」と書きましたが、何とこの一年間で英語で四回、数学で三回赤点を取ってしまったのですよ。いや自分でもびっくりです。そこまで赤点を取ったということは…そう追試ですよ。春休みの一週間(最長)居残らないといけないということです。そしてそれをパスできないと進級できずサヨウナラと相成ります。

 なので来年度僕がこの部屋にいないことも十分にあり得るのですね。まずは目の前の期末試験にしっかり集中して、結果を残していきたいと思います。


2月15日

 皆さん、心に残っている本はありますか? 僕は、「君の膵臓を食べたい」を中二で初めて読んで学校でガチ泣きしました。それからというもの、命などにかかわる、泣ける本をいろいろと読みました。他には東野圭吾の推理小説なども読みました。でも推理小説ならダン・ブラウンの「ダ・ヴィンチ・コード」ですかね。映画も観ましたが、やはり、最後まで、先の見えない展開で楽しめます。

 本は、人の想像力を高め、心を豊かにしてくれます。人生において、学ぶことが多いのはやはり本だと思います。本の世界に入り、登場人物の心に寄り添うことをすることで、頭で、そして心で物語を理解するのです。

 そうして、心を満たし、人生の糧にしていきます。現代の人々に大切なのは、やはり本を読むことです。なので、皆さん、本を読んでいきましょう!


2月16日

 部屋移動してから三日経って、部屋の様子は今までの部屋とはガラッと変わりました。そして、一月に共テがあり、今年の共テが終わった日から僕たちの受験まであと一年のカウントダウンが始まりました。

 今の自分では、今自分が行きたい大学に受かる確率は低いだろう。この一年はその受かる確率を100%にどれだけ近くすることができるかにかかっていると思っています。また、そのことを思っているため、自分自身の意思が受験へと向かっているのだと分かりました。だから、この部屋移動もそうですし、共テが終わったこともあり、新たなけじめの時期だと思いました。

 もう、遊んではいられないんだぞということを自分の中に強く埋め込みました。絶対に現役で合格したいし、してみせたいと思っています。自分にはやりたいことが決まっているので、それをやれるように受験というのは大きな壁だと思っています。

 だから、これから高三になって、悲しいこと、辛いことがたくさんあると思いますが、この大学を選んだのは自分自身で、この大学に入ったら、今の自分がやりたいことをすることに近づけると思って頑張ります。


2月16日

 部屋移動をして数日が経った。部屋移動をして何度も思うことがある。それは四階に上がるまでかなり遠いことだ。階段を数えたら六十段もある。部活終わりや学校終わりに階段を上るのは楽じゃない。しかも、まだ四階に慣れていないため、三階に行ってしまうことがよくある。

 だが、部屋が変わって、高三になる準備はできている。正直、受験勉強なんてしたくはないが、それでもモチベーションを上げてやらなくてはならない。そう思ってここ数日過ごしてはいるが心に体が追い付いてこない。ペンを握ってテキストを開いてやろうと準備をしても気づいたら机で眠ってしまっている。

 しかも学年末テストまで二週間を切っている。よし、やってやるぞ、やればできる、やるしかないんだ、と毎日意気込んでいます。頑張りたいと思います。


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