高二寮生日誌

 
一昨日の十月五日は僕の誕生日でした。四日の二十四時に消灯すると、みんなが「ハッピーバースデイトゥユー」を歌ってくれて、プレゼント(お菓子など)をくれました。みんなカップ麺やレトルトの食品をくれましたが、一部の人はからしやわさびなど、「いつ使いうの?」というような物もくれました。学校に行っても、自宅生の人からおめでとう、という言葉をもらったり、ジュースをもらったりしました。

 寮に帰って、夜には同じ十月五日が誕生日のK君からケーキをもらいました。誕生日にケーキを食べるのは小学生ぶりでした。(笑)函館ラ・サールの「ファミリースピリット」がこの学年ではかなり育まれていて、本当に仲の良い友達がたくさんいます。四年半も生活を共にすれば、当然なのかもしれませんが、この経験はこの学校でしかできないものだと思います。あと一年、この仲間と励まし合って、二月に笑って卒業できるように暮らしたいと思います。

 夏休みが明けた…と思ったら、もう後期に入り、冬の訪れを感じられるような気候が続いています。冬休みまで一日一日を無駄にせず、勉強と部活を頑張りたいです。(10/7

 

 先日、折角の三連休だったので無駄にはしまいと友人を連れ、美術館に行った。特別展が開催されていたからだ。歌川広重の東海道五十三次展だった。

 美術館に足を運ぶことは多々あり、絵画や版画を見ることはあっても、浮世絵を見るのは今回が初めてであった。

 実際に浮世絵を目の前にすると、あまりの出来に感動した。とても良く出来ていた。途中、製作の過程を紹介している展示があった。あまり、浮世絵には色が使われていないような気もするが、意外にも多くの色が使われて、その度に違う版が必要なので、手間の掛かるものだったそうだ。

 展示の中には、私達が歴史の教科書や普段どこかで目にしたものもあった。「蒲原」はしんとした雪景色の中、三人の足音がこちらまで響いてきそうで、斜めの細黒い線で激しい雨を表現した「庄野」は強い雨音とその中を急ぐ人達の臨場感がありありと伝わってくる。

 私は、昔から江戸が好きだ。いきなり、背中を武士に刀で着られるのは嫌だけれど、どこか江戸人の趣が良い。タイムスリップができないかな、なんて思ったりもする。

 現代日本にも江戸風情の名残りがないものか…。(10/10

 

 

 

 平成最後の冬を迎えようとしています。外から登校すると白い虫が飛んでいました。自分は、この虫から冬が近づいてくるのを感じました。函館に来て早くも五年が経ちました。

 この函館という緑が美しく、空気が美味しい町の季節感がついに身に付いてきたと感じ、それを嬉しく思いました。函館には、山や海があり、本当に良い町です。
 
 この町ですごす日々が少しずつ少しずつ短くなってきています。残り少しとなっている寮生活にも感謝し、一日一日大切に生きていこうと思いました。この町、函館に来て良かったと思える高校生活を送りたいです。そして将来そんな自分を振り返って満足できるようにしたいです。(10/11

 

後期になって十日間ほど経ちました。振り返ってみると前期は災害が多かったなあと思います。先ず地震。あれはビックリでした。夜中にとても揺れたので驚き、起きてしまいました。それからは余震が怖すぎて、寝ることはできませんでした。

電気が付かないと気付いたのは朝練の時でした。セブンイレブンの電気が付いていないのに気付いて少し見てみると、信号の電気も消えていて、驚きました。その後の断水が辛かったです。あんな体験は二度とないと思います。

次に何度かに分けてやってきた台風。球技大会の当日直撃すると聞いて、球技大会ができるかどうか心配でしたが、無事にすることが出来て良かったです。しかし、その影響で太い木まで折れてしまっていて、災害って怖いなあと改めて感じさせられました。

後期も「何年に一度の大雪」などで災害が来るかもしれませんが、それに負けず頑張ります。(10/11

 

最近よく大学受験を失敗する夢を見る。

 勉強すればするほど、できていないところが浮き彫りになって、受験に間に合うか不安で仕方がない。特に数学が不安。自分が志望している所は文系の大学だが、数学が大事になってくるため、来年の夏までに基礎を完璧にしなければならない。

 また、他の教科ももちろんやらなければならないので、やはり今最も不安なのは「時間」である。以下は脳内を整理するために各教科やらなければならないことを書きたいと思う。

 国語は現代文はある程度いろいろな文章に触れ、タイミングを見て志望校の傾向に合わせた文章に取り組む。

 古典、漢文は単語、文法、句法を頭に入れ文章に慣れる。英語は単語、文法を頭に入れ、センターや二次試験の演習をする。

 社会はセンターでは倫理政経と日本史を選択するので、センター形式に慣れる。また、日本史は二次試験でも使うので、単語だけで記述の練習も充分にする。

 理科は三年生に上がる前に全て終わらせる。センターに慣れる。

 書き出してみるとまだまだ具体的ではなく、自分の未熟さに気付きます。何とか夏休み辺りから二次試験の準備をしたいと思っています。とりあえずセンターレベルを来年の夏までに解けるように、そして当日は八割五分以上を目標に、二次では六割を目標に頑張りたいと思います。(10/12

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