1年 12月6日 寮生日誌より
最近、雪が降ってきた。とても寒い。 函館四年目だが、未だに慣れる気配がない。まあ、昨年、一昨年とこの時期はあまり雪が降らなかったり、降っても積もらないという記憶がある(勘違いかもしれない)。どのみち寒いことに変わりはないので、外出する機会が減り、使うお金も減るだろう。僕は今貯金したいのだ。 年末に向けて、特に何か買いたいとかそういう願望があるということでもないが、もし何か年末年始に欲しいものができたら、すぐ買えるようにしておきたい。お金はあるに越したことはない。金があればだいたい何でもできる。なので、僕は「年末まで貯金計画」をここで宣言したいと思う。 けれどもこれを書いて、一週間もしないうちに半分ぐらい使ってそうな自分もいる。それだけは絶対に何があっても防がなければならない。とりあえず財布の封印から始めてみようと思う。そうすれば、お金を使うことができないだろう。あとは雪が溶けなければ、僕を阻む大結界になると思うので、雪が溶けないことをただひたすらに祈れば、お金が気づいたら消えているなんて摩訶不思議なことが起こるはずがないと信じている。